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星型の清楚な雰囲気があるクロウエアは、ほぼ年中お花を咲かせます。お部屋に1鉢でもありますと、切り花を購入しなくてもお花鑑賞でき、見ているだけで癒されます。成長しても高さが100cmぐらいなので、育て方もさほど難しくありません。暑さと寒さに気を付ければ、園芸に詳しくない人でも、手軽に育てることができます。今回は、そんなクロウエアの育て方を見ていきましょう。
クロウエアは日当りのいい場所で育てるのが最適ですが、強い直射日光と高温多湿を嫌います。風通しはいい環境が好ましいので、室内で鉢植えで育てるか、プランターなどでベランダで育てると、季節により場所を移動できますので育てやすいでしょう。
また、クロウエアは耐寒性が弱いため、霜が降ると成長に影響が出てしまいます。冬は室内に入れておく方がいいでしょう。また、地植えで育てたい場合は、水はけがいい状態にして下さい。
クロウエアを鉢植えで育てている場合は、用土の表面が乾いてきたら、水を与えるようにして下さい。水はけがいい状態が最適ではありますが、水なしでもうまく育ちませんので、適量の水やりは必要になってきます。
夏は土がすぐ乾燥するので、水を切らさないようにします。クロウエアを地植えで育てている場合は、地面に根が張っていれば基本的に水を与えなくても大丈夫です。夏は、乾きすぎていたら水やりする程度でいいでしょう。
春の4月~初夏の7月はクロウエア生育期となり、栄養を必要とします。この期間中は、2週間に1回程度ぐらい液体肥料か、緩効性化成肥料を与えて下さい。
ただし、クロウエアは真夏の暑さに弱いため、生育の勢いも衰えるので、この期間中は肥料は与えなくていいでしょう。秋の9月~10月にかけて花が咲きますが、花が咲き終わった頃も同じ肥料を与えます。
クロウエアを育てるときは、酸性質の水はけの良い土を用いましょう。
用土を配合したことがない人でも、鹿沼土小粒:5、酸度未調整ピートモス:5の割合で、自分で配合して植えるといいでしょう。配合して用土を作ることが慣れている人は、赤玉土の小粒タイプ:5、腐葉土:3、川砂:2かパーライト:2、の割合がおすすめの配合です。
クロウエアを鉢植えで育てる場合は、根が詰まると成長が悪くなってしまうので、2年に1回ほどのタイミングで植え替えして下さい。植え替え時期は3月頃が最適です。
根が張っているので、軽めに崩して一回り大きい鉢に植え替えましょう。植え替えしたあとは水をたっぷり与え、半日陰な場所で1週間ほど育てます。次に風通しと日当たりがいい場所へ、移動させて育てて下さい。
植え付けも3月のタイミングがよく、鉢の底に軽石を敷き、用土を入れて植え付けます。
クロウエアの増やし方には「挿し木」の方法があります。最適な時期は5月・6月・9月です。
成長状態がいい新しく出てきた芽を、先から2~3節の部分を切って、挿し穂として使用します。水に30分ぐらいつけておいたあと、園芸店などで販売している、挿し芽タネまきの土に挿し植えて下さい。
水を切らさないように注意すれば、1ヶ月ぐらいで根が出てきます。発根しましたら、配合した用土を入れた鉢か、地面に植えましょう。
クロウエアの切り戻しの作業を行うことで、1年中花が咲いている状態になり、四季を通じてお花鑑賞を楽しむことができます。7月頃に切り戻しをしておくと、秋に開花してくれます。
また、枝の長さも半分ぐらいに剪定を行いますと、気温が保てれば、年中お花がポツポツと咲き続きます。室内の環境で鉢植えで育てますと、お花を長期間見ることができます。
クロウエアを風通しが悪く高温多湿な環境で育てると、株も弱って、カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシを見つけましたら、歯ブラシなどでこそぎ落としてください。
数が多いのであれば枝を切って駆除し、風通しがいい場所に移動して、発生しにくい環境にします。アブラムシも発生することがありますので、いましたら薬剤を散布して退治して下さい。
クロウエアの花は花径1〜3㎝程度の星形で、5枚の花弁は少し肉厚で可愛らしい姿をしています。 花色はピンクや白などとなっています。クロウエアは手入れさえきちんと行えば、1年中花を楽しむことができます。
クロウエアの花言葉は「願いを叶えて」「まだ見ぬ君へ」「光輝」です。
おしゃれな鉢を購入してきて、クロウエアを植えて育てれば、1年中お部屋に華やぎを、飾ることができます。
日当たりはよい方がいいですが、高温多湿で風通しが悪い場所は、生育環境に向いていませんので、場所を移動できる鉢植えは、おすすめの生育方法になります。肥料と切り戻しに気をつけることで、1年中お花を咲かせてくれます。ポツポツとした咲き方も、素朴な雰囲気で見て和みます。
※トップ画像はさぁ~ちゃんさん@GreenSnap
GreenSnap編集部