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ナギは神様が宿るとされ、神社などで多く見かける針葉樹です。ミニ盆栽や観葉植物としても人気を集めている、観葉植物ナギの育て方をご紹介します。
ナギは、日本や台湾などで自生しているのが確認されている針葉樹のことで、最大25メートルにも達する大きな木です。
山口県で自生しているものは天然記念物に指定されるなど、実はかなり希少な品種でもあります。
葉は丸く尖っているのが特徴で、5月から6月にかけて枝の葉の付け根の方に花を開きます。
神社の境内で見かけることもあり、「幸せを呼ぶ植物」とも考えられており、室内で育てる観葉植物としても人気があります。
観葉植物として育てる場合のナギは、自生しているものよりはるかに小さく、室内でも育てることは可能です。
重要となるのは日当たり。
耐暑性は強いので、できるだけ室外で日光に当てるようにするのが良いでしょう。
室内でも、日当たりの良い場所であれば問題ありません。
暖地性の植物ですが、霜さえ降らなければある程度の寒さに耐えることは可能です。
ですが、その際注意しておきたいのは、発芽後1、2年程度しか経っていなければ冬越しが厳しい点です。
室内で管理できるようにしましょう。
ナギを育てる際、水やりと肥料が重要です。
まず、水やりについてですが、基本的に乾いたらたっぷりと水を含ませてあげてくださいね。乾燥には強く、そう簡単に枯れることはありません。
逆に水のやり過ぎで根腐れを起こして、枯れてしまう恐れがあるので、注意しましょう。ナギが枯れる原因の多くは根腐れにあります。
肥料は基本的に与える必要性はありません。生育状況の悪化を感じた場合にのみ、液体肥料を与えてあげてください。
ナギは、4月と9月の二度剪定を行います。剪定の際に切った枝を利用して、挿し木を行って増やしてみるのも良いですね。
大変希少な植物故に簡単にはいきませんが、しっかりと管理すれば新しく芽を出してくれることでしょう。
徳原鉄二