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奇妙な花をつけるハエマンサスは園芸に慣れてきたたら挑戦してみたい花の一つ。ハエマンサスは花姿が眉刷毛に似ていることからマユハケオモトとも呼ばれます。花の見た目が奇抜なことから、ガーデンに一味違った雰囲気をもたらしてくれますよ。ここではそんなハエマンサスの育て方について詳しく見ていきます。
ハエマンサスは乾燥に強く、日光を好むため、日のよくあたるところで育てましょう。よく日に当てれば、より大きな花をつけてくれます。とはいえ、夏場の強い光に当てると葉焼けを起こすことがあるので、夏場は半日陰に移動させましょう。
また、ハエマンサスは寒さに弱いこともあり、地植えで育てるのは難しいため、基本的に鉢植え栽培が適しています。冬の寒さが5度を下回るような地域の場合には、基本的に屋外での栽培は難しいです。
もし外で育てたい場合には、株をワラで覆ったり、ネットを張ることである程度の防寒対策をしましょう。
ハエマンサスの土の表面が乾いたら水をしっかり与えます。夏場はたっぷりと鉢の底から水がでるくらい与えましょう。
また、休眠時期が近づいたら、徐々に水やりの回数を減らしていくと良いでしょう。休眠する時期は品種によって変わります。例えば、夏場に休眠するハエマンサスや冬に休眠するハエマンサスがあります。
ハエマンサスを植え付けたあと、1か月くらいしたら緩効性肥料を与えましょう。球根に十分に栄養を蓄えているので植え付けする際には特に肥料はいりません。
ハエマンサスは水はけが良い用土を用います。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜたものを用います。
ハエマンサスは、基本的に鉢に植え付けます。植え付け時期は4月から5月ですが、品種によって開花時期は変わります。
ハエマンサスの増やし方は「種まき」および「分球」などがあります。
ただし、分球でどれだけ増やせるかは品種によって変わります。例えば、アルビフロースなどの品種は分球しやすいです。品種によっては5年に一回くらいしか分球しないこともあります。
種まきで増やす場合は、種を採取したらすぐにまきましょう。種まきをしてから花が咲くまで、約3年程度かかります。そのため、早く育てたいならば分球で増やすのがおすすめです。
ハエマンサスの日常の手入れは水やりくらいです。過湿に弱い園芸植物なので、水はやりすぎないようにしておくと良いでしょう。
もしもハエマンサスの花が枯れたら、放っておかないで取り除きましょう。そのままにしておくと枯れるハエマンサスが枯れる確率が高まります。種を取る予定ならば枯れるに任せましょう。
開花後は葉が次第に出てきます。葉がたくさんあると翌年の花がより大きくなるので葉はなるべくちらさないようにしましょう。
夏はハエマンサスを育てている鉢を半日陰に移動させてください。日向に放っておくと葉焼けを起こすことがあります。一方、冬場は室内に取り込みます。ハエマンサスは寒さに弱いので、霜などに充てると枯れてしまうことがあります。
また、ハエマンサスは夏に休眠するタイプと冬に休眠するタイプがあります。それぞれで育て方も微妙に異なるので気を付けましょう。例えば、夏に休眠するタイプの場合、夏場の水やりは控えてください。休眠している間に水をあげすぎると根腐れなどを起こすことがあります。
ハエマンサスは赤ダニが発生することがあります。特に夏場の高温乾燥期に発生しやすいです。赤ダニはスプレーなどで洗い落すことができます。大量に発生するようだったら薬剤投与しましょう。
また、ナメクジも大敵です。ナメクジは梅雨に発生しやすいのが特徴。球根を食い散らかされたりすることがあります。
ハエマンサスの花言葉は「純真な心」「裕福」などです。
この記事ではハエマンサスの育て方を紹介しました。
ハエマンサスは見た目が奇抜かつ意外と育てやすいのが特徴。ちょっとひときわ変わった花を育てたくなったら選んでみるのもよいかもしれません。ハエマンサスは紹介したように暖かい気候のところだと育てやすいことでしょう。
※トップ画像はピンクのサンダルさん@GreenSnap
GreenSnap編集部