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日本の夏を鮮やかに彩るホウセンカ。小学校の教材として使われることも多いので、育てたことがあるという人もいるのではないでしょうか?花びらをすりつぶしてマニキュア代わりに爪を染めてみたり、種に触って飛ばしたりと、子供と一緒に色々な楽しみ方ができる花です。そんな親しみ深いホウセンカの育て方をご紹介します。
ホウセンカは水はけと日当たり、風通しの良い場所で育ててあげましょう。日陰でも育てることはできますが、花付きは悪くなるので、できるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。ホウセンカは日本の気候に適した花といえます。
また、ホウセンカは毎年同じ場所に植え付けると、連作障害が出て成長不良を起こします。翌年は違う場所に植えるか、土を掘り起こして腐葉土などを混ぜ、しっかりと土作りを行ってください。
ホウセンカは耐暑性に強い一方、乾燥に弱い花です。猛暑日が続く真夏などは、乾燥させないようにしっかりと水を与えてください。とはいえ、常に土が湿った状態だと、根腐れを起こすこともあります。
ホウセンカを鉢植えしている場合は、表面の土が乾いたら水をあげるようにしましょう。
ホウセンカを植え付ける際に、緩効性の化成肥料を混ぜておきましょう。その後は特に肥料は必要ありませんが、育ちが悪いようなら液体肥料を与えてみてください。
ホウセンカは水はけのよい土を好みます。赤玉土や腐葉土、緩効性化成肥料などを混ぜた土を使いましょう。
最近ではホウセンカの苗はあまり市場に出回っておらず、植え付けは種から行うことが多いです。
ホウセンカの種まき時期は4月~5月頃。なるべく植え替えは避けたいので、庭や鉢に直に撒いてください。種を撒いたら、種が隠れるくらいに軽く土をかけてあげましょう。
発芽したら、葉っぱが2,3枚になったところで間引いてください。葉っぱが4枚以上出た状態で間引くと、残したい花の根まで傷つけてしまうことがあります。間引くタイミングは早めにしましょう。
ホウセンカは直根性といって、根がまっすぐ下に伸びる性質があります。根が傷つくと、成長不良を起こすので、植え替えはなるべく避けてあげましょう。やむを得ず植え替えを行う場合や、苗を植え付ける場合は、根を傷つけないように土をくずさず、そのまま植えてください。
ホウセンカは冬には枯れてしまう一年草です。そのため、ホウセンカを増やしたい場合は、種を採取する必要があります。
花が咲いたあと、ラグビーボールのような形の実がなり、その実が黄色く熟すると、はじけて種が飛び出します。確実に種を採取したい場合は、実にお茶のパックなどをかぶせておきます。採取した種は、しばらく乾燥させ、その後は乾燥剤と一緒に密封容器に入れて保管してください。
ホウセンカは、小学校の教材で使われていることからもわかるように、手入れも特に必要としないとても育てやすい花です。日当たりと乾燥にさえ気を付けてあげれば、元気な花を咲かせてくれるでしょう。
あまりにも密集している場合は、何本か根元から切って風通しを良くしてあげましょう。根から引っこ抜くと、残しておきたい花の根まで傷つけてしまうこともあるので、気を付けてください。
ホウセンカの花の開花時期は、 6月中旬~9月中旬頃です。この時期になると、赤やピンク、紫、白などの色鮮やかな花を咲かせます。
ホウセンカの花言葉は、「私に触らないで」「短気」「軽蔑」「冷淡」「幼年・若さ」といったものがあります。
花そのものの姿というよりも、ちょっと触っただけで、種がはじけてしまうというホウセンカの特徴からきている花言葉のようですね。
暑い夏に元気に花を咲かせてくれるホウセンカ。種から育てることができ、手入れも簡単でとても育てやすいので、園芸初心者の方にもおすすめできる植物です。花びらを潰してマニキュアのように使ってみたり、熟した種に触って爆発させたりと、他の草花とは違う楽しみ方もできます。種を採取すれば翌年も楽しむことができますので、ぜひ一度育ててみて下さい。
※トップ画像はギンピーさん@GreenSnap
GreenSnap編集部