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ボタンクサギは中国南部を原産とする、クマツヅラ科クサギ属の落葉低木です。
枝葉から独特の臭気を放つことにちなんで命名されたボタンクサギは、日本において暖地に多く野生化しており、夏に開花期を迎えます。夏の暑さを物ともせず咲き誇る花であること、草丈は1〜1,5mと比較的低いことなどから、花木として育てやすいのが特徴です。
今回はボタンクサギの育て方についてご紹介します。
ボタンクサギには表土が乾いたらたっぷり水やりをします。鉢植え栽培であれば鉢底から水が溢れ出るまで水やりしてください。地植え栽培の場合、植え付け以降の水やりは不要です。
ボタンクサギは有機質がたっぷり含まれている肥沃な土壌を好む植物です。植え付けの際に有機質の緩効性化成肥料を施しましょう。4〜5月の春と9〜10月には置き肥をし、夏の間は葉色が薄くなった場合のみ追肥してください。
植え付け1〜2週間前に元肥となる緩効性化成肥料を土に混ぜ、よく耕しておきましょう。
ボタンクサギはこぼれ種の性質によって、放置していると勝手に増殖していきます。花がらは見つけ次第摘み取ってください。
古くなった枝葉が増えてきたり過度に密集している場合は、春に地際まで切り戻すことをおすすめします。
株分けの適期は3月です。株が生長し、これ以上大きくしたくない場合は株分けをしましょう。2〜3等分にするのがおすすめです。
挿し木の適期は7〜8月です。葉を取り除き、10〜15cmに切り落とした枝を赤玉土に挿しましょう。土の乾燥を防ぐために水やりを切らさないことがポイントです。
ボタンクサギは病害虫の被害をほとんど受けることがない強健な植物です。株への被害を心配せず安心して育てられます。
ボタンクサギの花言葉は「輝く美しさ」「運命」です。
色鮮やかな紅と朱色の花と、緑の葉のコントラストは輝かしいばかりの美しさをもっています。
GreenSnap編集部