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チオノドクサの育て方について解説しています。育てるにあたって、土選び、肥料はどうするべきか、水やり頻度や、増やし方などについても記載しましたので、ぜひご参照ください。
チオノドグサはキジカクシ科チオノドグサ属の植物で、学名は「Chionodoxa」です。和名はユキゲユリで、他にもグローリーオブザスノーと英語で呼ばれることがあります。
チオノドグサの花期は2月から4月で冬の終わりからやや暖かくなる春の時期に開花します。雪解けの時期に咲くことから「ユキドケユリ」という和名になっています。花の色は、青、紫、白、ピンクがあり、多くは青や紫です。草丈は10センチから15センチで花壇に植えやすい大きさの植物です。
チオノドグサを育てる場所は、よく日の当たる明るい場所です。冬から春にかけてはチオノドグサの花期ですのでこの時期にたっぷりと日差しがあたる場所で育てましょう。
夏にはチオノドクサが休眠します。この時期に高温になりすぎると、チオノドクサが弱りますので、夏の暑い時期には涼しい場所で管理してください。明るい日陰に移すなどケアをしてください。
チオノドクサは地植えでも育てることができますが、鉢植えのほうが移動をさせやすいので、夏の休眠期には便利です。
チオノドクサを育てる際の用土についてですが、水はけのよい土を選びましょう。赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜて土を作ります。さらに、川砂を混ぜておくと水はけがよくなるのでおすすめです。
チオノドグサの水やりは、鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと与えてください。ただし水を与えすぎると傷みますのでご注意ください。
地植えで育てる場合は、とくに水やりをする必要はなく、降雨のみで十分です。ただしあまりにも日照りが続いて土がひび割れるほどの場合は水やりをしましょう。
また、チオノドグサの葉が枯れた後、休眠期に入りますがその期間は水は与えなくて問題ありません。
チオノドグサは丈夫な植物で、とくに肥料を与える必要はありません。地植えの場合は、堆肥や腐葉土を混ぜてから植え付けると良いですが、何もしなくても育ちます。
鉢植えで生育が悪い場合は、緩効性肥料を与えるとよいでしょう。
チオノドクサの植え付けは9月から11月に行います。地植え、鉢植えどちらでも育てられるので好みや環境で育ててください。地植えの場合は、5センチ間隔を目安に植えるときれいになりますよ。スカスカしてしまうと見栄えが悪くなるので注意しましょう。
チオノドクサは手入れは不要ですが、葉が増えて混みあってきたら、適宜カットしてください。通気性をよくしながら育てましょう。
球根植物のチオノドクサの増やし方は分球です。分球とは球根を分けて増やすことで、9月から11月が増やす時期です。
種を撒いてチオノドクサを増やすこともできます。花後に種を採取して、土に撒きましょう。ただし、種まきでの増やし方は時間がかかりますので、気長に待ってください。
チオノドグサではあまり病気を気にする必要はありませんが、虫はアブラムシにご注意ください。夏にアブラムシが発生しやすいですので、こまめにチオノドクサをチェックして虫がついていないか見てみます。
大量に発生している場合は、薬剤を使用してください。
チオノドクサの花言葉は「仲間思い」、「たくましさ」、「奥ゆかしい」、「栄光」です。
英語名がグローリーオブザスノーですので、「栄光」となったのでしょう。また冬の雪がまだ残る時期に開花することから「たくましさ」という花言葉につながったと考えられます。
チオノドクサは冬の終わりのお庭がやや寂しい時期から開花します。4月頃まで咲く植物なので、一足早く春を知らせる植物になりますよ。鉢植え、花壇でも育てられますので、ぜひお迎えしませんか。
GreenSnap編集部