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ツルバキアはこんもりと花を咲かせる植物で、密集して開花するととても美しい特徴があります。強い日差しや病害虫にも強く、丈夫なため、ガーデニング初心者の方にもおすすめの花です。ここでは、そんなツルバキアの育て方をご紹介します。育てる場所や用土など基本的なことから、手入れの方法なども記載していますので、ぜひご参照ください。
ツルバキアは南アフリカ原産で、強い日差しの地域で自生する植物であるため、日当たりを好みます。水はけがよく、日当たりのよい場所で育てましょう。
ツルバキアは乾燥に強いので、やや乾燥した場所でも育てることができますよ。
ツルバキアの用土は、市販の草花用培養土でも問題なく育てることが可能です。土を自作する場合は、赤玉土、腐葉土を7:3の割合で混ぜて、水はけのよい土にしましょう。
ツルバキアを鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。鉢底から水がでるくらいまで与えましょう。
冬になるとツルバキアの生育がとまり、休眠期に入りますので、このときは水やりをせずに乾燥させても問題ありません。寒い時期は徐々に水やり頻度を減らしてください。
ツルバキアを地植えで育てる場合は、水やりは特に行う必要はなく、降雨のみで育てることができます。しかし、真夏の時期に長い間雨が降らずに、地面がひび割れるほど乾燥している場合は、水やりをしてください。
ツルバキアの肥料は、春と秋に施します。固形の緩効性肥料を与えてください。また春から秋にかけて月1回の頻度で液体肥料を与えると、育成がよくなります。
ツルバキアの植え付けは、4月から5月、9月から10月。日当たりのよい場所に植え付けましょう。
なお、ツルバキアは一度植えたら、鉢植えの場合でも2年ほどは植え替えは不要です。
ツルバキアの花が咲き終わったら、傷んだ花をつみとってください。花茎の根元から切り取ります。花が咲いていた茎をたどりその根元から剪定しましょう。傷んだ花をそのままにしておくと、ツルバキアが傷むので注意が必要です。
また、ツルバキアはジメジメした日本の梅雨をやや苦手とします。葉が混み入っている場合は湿気がこもりやすいので、適宜葉を取り除きましょう。
ツルバキアの増やし方は、「株分け」と「種まき」が一般的です。
株分けとは、植物の根から2つにわけて、別の場所に移して増やす方法のことです。植え替えのタイミングで株分けをするのをおすすめします。
一度鉢などからツルバキアを取り出し、根についた土を取り除き、ナイフや手で株を2つにわけて、新しい場所に株を植えて増やしてください。
ツルバキアの種は花後に採取が可能です。種は2~3ミリととても小さく、撒いても流出しやすいです。さらに開花までには数年かかりますので、種まきではなく、失敗リスクが少ない株分けがおすすめです。
ツルバキアの育て方で注意する害虫・病気は、特にありません。基本的に病害虫に強い植物ですので、気にせず育てることができます。
しかし、湿気が強い梅雨などではカビが繁殖する可能性がありますので、この時期は湿気対策をして、水はけのよい土で育てるなど予防しておくとよいでしょう。
ツルバキアは、ネギ科ツルバキア属の植物で、見た目はアガパンサスに似ています。
ツルバキアの花は、6枚花弁で副花冠が中央にあります。ネギ科の植物ですので、ニラなどに見られる独特なニオイがあることが特徴です。
花の色は紫、ピンク、白などがあり、開花時期は3月から10月です。ただし、ツルバキアの種類によって開花時期は若干異なります。
ツルバキアの花言葉は、「落ちつきある魅力」、「残り香」、「小さな背信」です。ネギ科の植物の一部には、葉や茎から独特な香りがあることから「残り香」となったのでしょう。
ツルバキアは気にするべき害虫や病気がなく、湿気にさえ気を付けておけば育てやすい植物で、初心者の方にもおすすめできます。植え替えなどの手入れの頻度も少ないので、気軽に育てることができますよ。1つの茎からたくさんの花をつけ、花はあちこちに向いて開花しますので、どの角度から見ても美しいです。お庭にお迎えすると、映えますよ。
GreenSnap編集部