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ツルバキアはやや独特の香りを放つ植物ですが、どんな花言葉が設定されているのでしょうか。このページでは、ツルバキアの花言葉について解説しています。花の由来や特徴についても記載しましたので、ぜひご参照ください。
ツルバキアの花言葉は、「落ち着きある魅力」、「小さな背信」、「残り香」です。
ツルバキアの花はピンクや白といった落ち着いた雰囲気の色で、これが由来して「落ち着きのある魅力」という花言葉になりました。
ツルバキアの花からは甘い香りが楽しめますが、それに反して茎からはニラのような独特なニオイがあるのです。そのまま育てていてもツルバキアから独特のニオイはあまり感じないかと思いますが、茎を折るとなかから汁がでて、独特な香りがします。
甘い香りを放つ花があるのに、茎からは独特なニオイがすることから、「小さな背信」という花言葉になったと考えられます。また、この独特なニラのようなニオイから「残り香」という花言葉に繋がったのでしょう。
ツルバキアという名前は、学名「Tulbaghia」をそのまま読んだもの。こちらは人の名前が由来です。ツルバキアは南アフリカ原産の植物で、18世紀に南アフリカの南西の岬の総督をしていた「ツルバグ」という人の名前からとってツルバキアという名前になりました。
また、別名の「ルリフタモジ」は漢字で書くと「瑠璃二文字」。ニラに似たニオイがあることから「二文字」という名前がつけられていますが、ニラと「二文字」の関係性についてピンと来ませんよね。
実は、日本の宮中の用語として仕えた女性たちの間でニラのことを、「二文字」と呼んでいたのです。ニラが2つの文字だからでしょう。さらにツルバキアの花色のピンクはやや青みががかって見えることから、瑠璃とつけられたのでしょう。
英語名の「Society garlic」「Sweet garlic」も、ニラやニンニクのような独特の香りがすることから由来しています。
ツルバキアの開花時期は、3月から10月ごろまでとなっています。種類によって開花時期は異なります。花の色は、ピンク、白、紫色で、花の中心に副花冠があるのが特徴です。
ちなみに副花冠とは、花の中心にある突起物のこと。これはスイセンにも見られるものです。ツルバキアの花が開花したら、ぜひ副花冠も観察してみてくださいね。
ツルバキアの花の種類や品種についてご紹介します。
ビオラセアは花期が長い特徴があります。丈夫な植物なので育てやすく初心者の方に向いています。白、ピンクだけでなく、白ピンクのツートンカラーの種類もあります。
春咲きのツルバキアで、花の色は淡いパープルがかったピンク、ピンク、白があります。
シルバーレースは斑入りの品種で、人気の品種です。
ツルバキアの花言葉は、ネギ科特有の独特なニオイに関したものでした。花言葉にもなるほどですので、お庭で育てている方は花だけでなくニラやニンニクのような独特の香りも楽しんでみませんか。特徴的な副花冠も観察してくださいね。
GreenSnap編集部