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プリっとした小さい葉が重なった姿が特徴的な多肉植物のセダム。繁殖力が高く日陰でも育ち、1年中植えっぱなしでもよく育つので、グランドカバーにもおすすめです。
今回はセダムのグランドカバーでのその育て方やどんな場所で育てるとうまく育つかなどセダムの特徴を踏まえてご紹介します。
セダムは世界中の温帯から亜熱帯にかけて分布している多肉植物です。その種類もとても多く、400~500種類にも及びます。葉には水分を蓄えることができ、ぷくっと肉厚なのが特徴です。乾燥にも強く岩場や痩せた土地など多少条件が悪い場所でも生育できます。
また根が深く広がらず、株元の土を多く必要としないため、花壇のグランドカバーや屋上庭園の緑化などに利用されています。
それ以外にも、セダムは種類によって花の色や開花時期が異なります。種類の異なるセダムをいくつか育てることで、ほぼ1年中花を咲かせているのを見ることができます。
セダムはグランドカバーにおすすめの植物です。その理由はいくつかあります。
セダムの植え方が難しいと思われがちですが、ポットから取り出して用土に植えるだけ。用土も少なめで済むので、育てやすい植物の一つです。
葉の形や色味など種類も豊富なので、複数の種類を混ぜながら植えると、色味の変化のあるグラウンドカバーになります。
セダムを実際グランドカバーとして使う場合の植え方や場所の選び方などをご紹介します。
庭石と家のちょっとしたすき間や、塀と庭のすき間などの気になる場所にセダムを植えてみましょう。横に広がって成長するゴールデンカーペットや、群生するセダム・ダシフィルムなどすき間の幅によってセダムの種類を選べば、お手入れの手間がかからず管理も簡単です。
ベンケイソウや万年草(マンネングサ)とも呼ばれる多肉植物の仲間であるセダムも、グラウンドカバーに向きます。暑さや乾燥に強く、用土の厚みが比較的少なくても育つので、屋上緑化やリース仕立ての寄せ植えなどでも取り入れられる植物です。葉の形や色味など種類も豊富なので、複数の種類を混ぜながら植えると、色味の変化のあるグラウンドカバーになります。
セダムをグランドカバーするときのポイントをご紹介します。その前に苗の選び方ですが、間延びしている苗は選ばない、身のしまったセダムを選ぶようにするなどです。また根元にカビが生えているようなものも選ばないようにしましょう。購入する際は、元気のよい健康な苗を選びましょう。
ではグランドカバーにするときの上手な植え付け方についてご紹介します。
などです。セダムは多肉植物ですので、踏まれると葉に蓄えていた水分が出て枯れやすくなりますので、植える際は、人やペットがあまり歩かない場所を見つけて植えるようにしましょう。
植え付けたセダムをできるだけ枯らさないように上手に育てるコツですが、まず地面に植え付けて4~7日ほどは水やりをしないようにします。これは根を落ち着かせるためです。
植え付け後7日を過ぎたら水やりを行いますが、やり過ぎに注意します。水をやりすぎると徒長し、ひょろひょろになってしまったり、株自体が弱ってしまったりします。土の中を2cmほどほじって乾いていたらあげるようにします。冬と夏は水やりを控えるようにしましょう。
またセダムは高温多湿の環境が苦手です。梅雨の時期は株が蒸れないように気をつけましょう。そして耐陰性のあるセダムですが、できれば日当たりのよい場所に植えることで葉の色が美しくなり、元気な株になります。水やり、日当たり、風通しに気をつけて育てましょう。
雑草が生えるすき間がなくなるほど広がるため、雑草対策に最適です。セダムを植えて2週間~3週間は根のすき間から雑草が伸びるため、根が広がるまでは手で雑草を抜くお手入れをしましょう。
GreenSnap編集部