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クレソンは、ピリッと辛くさわやかでクセのある風味から、肉料理の添え物としてやサラダに使う野菜として人気があります、ややクセのある野菜ですが、クレソンが好きな方も多いのではないでしょうか。
クレソンはスーパーで買うと値段が張りますが、実はペットボトルやスポンジを用いることで、家庭で簡単に水耕栽培ができます。今回は、クレソンの水耕栽培の方法をご紹介します。
クレソンは「オランダガラシ」とも呼ばれる水辺に生える水生植物です。ヨーロッパからアジアの温暖な地域に広く分布しています。実は日本でも、川辺や沼、田んぼの脇などで野生化したクレソンを見ることができます。クレソンは繁殖力が非常に強く、茎の途中から根を出して横に広がることで、地面を覆い尽くすように生えるのが特徴です。
クレソンは元々水辺に生息する植物なので、水耕栽培に適しているのはもちろんですが、水耕栽培で育てるメリットはたくさんあります。
クレソンの水耕栽培は土を使わず、水だけで育てるため、虫の心配がほとんどありません。衛生的に栽培できます。
お庭がない家庭でも水耕栽培であれば簡単に育てることができます。置き場所を選ばないため、日が当たる場所であればどんどん成長します。
土を使った栽培では、鉢やプランター、土を用意する必要があります。しかし、水耕栽培であれば、ペットボトルと水だけで育てることができます。手軽に育てられることは、水耕栽培のメリットですね。
おしゃれなガラス容器などに入れて栽培することで、見た目の美しいインテリアグリーンにもなります。
ガラスのコップなど自宅にあるもので水耕栽培を楽しむことができます。
クレソンの水耕栽培方法は非常に簡単です。クレソンの茎をカットして水を入れた容器につけておくだけで生長します。
1.ペットボトルをカットして容器を作る
水耕栽培用の容器を買うか、ペットボトルを自分でカットして容器を作ってください。透明なガラス容器もおすすめです。根の成長がよくわかり、インテリアとしても素敵です。
2.クレソンと水を入れる
茎を10cmほどの長さでカットしたクレソンを水を入れた容器に数本入れましょう。
3.日当たりのよい場所に置く
クレソンは日当たりのよい場所を好むので、日の当たる明るい場所に置いてください。
4.毎日水を替えて管理する
毎日水を交換すれば、1〜2週間ほどで発根します。葉が水に浸かると腐ってしまうので、下葉はカットして水につけるのは茎だけにしましょう。
これだけでクレソンの水耕栽培ができます。葉が生長してきたら、茎を途中で切ってどんどん収穫しましょう。
クレソンの水耕栽培では、水の交換が大切です。最低でも1日1回水やりをしてください。夏の気温が高い時期や梅雨の時期は、水が傷みやすいので、こまめに水を交換するのが失敗しないポイントです。容器内の水の温度が上がってきた場合は水を交換してください。温度の高い水で育てるとクレソンが傷んでしまいます。
クレソンを水耕栽培をする場合の肥料は、固形肥料ではなく液体肥料をおすすめします。固形肥料だと水に溶けない可能性があるため、水耕栽培にはおすすめしません。また有機肥料も水が濁ってニオイがでることもあります。水耕栽培の肥料には有機肥料、固形タイプの肥料は不向きなので、ご注意ください。
クレソンはよく成長する植物で、水耕栽培をする場合は肥料なしでも十分育ちます。
クレソンが20センチほどに生長したら収穫ができます。茎が伸びすぎると食感が硬くなるため、成長しすぎる前に収穫することをおすすめします。
クレソンは種からも水耕栽培ができます。種まき後、底から根が生えるまでは平らな容器で育てることがポイントです。2週間ほどで発芽するので、根が伸びてくれば、スポンジを小さく切ってハイドロボールに固定して育てるのも良いでしょう。
クレソンが好きな方は自宅で水耕栽培をするのがおすすめです。水耕栽培では土を使わないため衛生的で、虫が苦手な方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。
収穫した新鮮なクレソンを使って料理を楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部