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全国各地で栽培されていて、通常のネギよりもやや淡い緑色をしています。一説によると、根の浅い葱(ネギ)ということで『あさつき(浅葱)』と呼ばれるようになったそうです。
あさつきの野菜としての歴史は比較的古く、江戸時代に全国に広く普及しました。収穫最盛期は冬前の10〜11月にあたることもあり、寒さに震える庶民のお腹を満たす健康食材として、現在に至るまで愛されています。
あさつきは養分を蓄えた葉が球状に重なる鱗茎(りんけい)と呼ばれる地下茎をもち、細長く筒状の葉を30〜40cm伸ばします。この特徴的な葉こそ、冬季に食べごろを迎え私たちの食卓に並ぶ「あさつき」です。
あさつきは身体を健全な成長へと導くβカロテンをはじめ、ビタミンB1などのビタミン類を多く含む野菜です。
βカロテンはウイルスなど外的要因から身を守る皮膚や口内粘膜を丈夫に保ったり、強い抗酸化作用による老化防止に効果を発揮します。βカロテンは必要に応じて「目のビタミン」とも呼ばれるビタミンAに変化し、視力に関わる機能を高めることが期待できます。
さらにネギ類独特の香りの要因でもある硫化アリルは、あさつき自体に豊富に含まれるビタミンB1の吸収を助けるため、栄養素の噛み合わせが抜群な野菜です。
あさつきは葉茎すべてから豊かな香りを放つため、持ち味である香味と辛味を生かした料理のレシピにおすすめです。あさつきを刻んでスープなど汁物の薬味としたり、酢味噌和えの香り付けにしたりと、様々な楽しみ方があります。
あさつきの花言葉は『柔軟性』です。
多種多様な料理に加えて楽しめる柔軟性に富んだあさつきを象徴しています。
GreenSnap編集部