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カリフラワーやブロッコリーに似ていて、美しい見た目をしている野菜のロマネスコはどんな野菜なのでしょうか。このページでは、ロマネスコについて解説しています。
食感や味、食べ方、カリフラワーとの違いについても記載しましたので、ぜひご参照ください。
ロマネスコはアブラナ科アブラナ属の植物で、その変わった外見は「世界一美しい野菜」とも称されます。比較的新しい植物で、ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせてできた野菜とされ、1990年頃からフランスで栽培が始まりました。
ロマネスコのうち食べられる部分は花蕾と呼ばれる部分で、ブロッコリーやカリフラワーと同じです。新しい野菜なので日本のスーパーではあまり見かけず、流通量も少ないです。
ロマネスコの特徴は花蕾群の配列がフラクタル形状になっていることです。一度見たら忘れないような見た目をしているのが最大の特徴といえるでしょう。フラクタル形状とはピンと来ない方も多いかと思いますが、幾何学模様の1つです。
この見た目から、昔ロマネスコは「神が人間を試すために作った野菜」、「悪魔の野菜」、「呪われた野菜」と呼ばれていました。
ロマネスコの味はカリフラワーより少し甘く、程よい硬さが美味しいといわれます。
そのままでは硬いので、ブロッコリーやカリフラワーのように茹でて調理し、サラダやスープ、シチューに入れて美しい花蕾の形状を楽しみながら食べられます。
ロマネスコはカリフラワーと同様にビタミンが豊富です。なかでもビタミンCは多く、野菜のなかでもトップクラスに含んでいるとされ、レモンのビタミンC含有量と同じくらいだとされています。
ビタミンCは、美肌作りに役立ちます。肌荒れを予防し、シミやそばかすの元となるメラニンの生成を抑える働きがあると言われています。
さらにロマネスコには食物繊維や鉄分も豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、お通じを改善します。便秘気味の方にもロマネスコはよいでしょう。鉄分は血液の元になりますので、貧血気味の方にも向いています。
ロマネスコとカリフラワーの最大の違いはフラクタル形状があるかどうかです。カリフラワーの場合はブロッコリーにそっくりな花蕾ですが、ロマネスコは幾何学模様になっていて美しい違いがあります。
ロマネスコの味はブロッコリーに近いですが、食感はやや硬くカリフラワーに似ています。食感についてはカリフラワーもロマネスコもあまり違いはありません。
カリフラワーとロマネスコは野菜の分類も異なり、ブロッコリーとロマネスコは緑黄色野菜として分類され、カリフラワーは淡色野菜という違いがあります。
ロマネスコはなかなか見かけない野菜だと思いますが、もし手に入ったらぜひ食べてみませんか。サラダにすると見栄えがいいですよ。栄養豊富でとくにビタミンCがたっぷり含まれていますので、肌にもよい野菜です。
栽培難易度はやや高いですが興味があればチャレンジしてみましょう。
GreenSnap編集部