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夏の時期に咲く植物といえば、朝顔がよく知られています。日本では江戸時代に朝顔ブームが巻き起こり、品種改良が進んでいて、現在では約1,600ほどの品種があるとされています。朝顔は園芸初心者の方でも育てやすく、つる性植物なのでグリーンカーテンなどで楽しむこともできます。
今回は、そんな朝顔の種の取り方や収穫したあとの保存方法などについてご紹介していきます。
朝顔の種の収穫時期は、花が終わったあとの10月下旬~11月下旬頃です。
朝顔には日本朝顔と西洋朝顔の種類があり、それぞれ開花時期が異なるため、正確には日本朝顔は10月下旬頃、西洋朝顔の場合は11月下旬頃が種の収穫に最適な時期となります。
朝顔の花が咲き終わって約1か月後くらいに種が固くなり、十分な栄養が蓄えられた状態になります。
西洋朝顔よりも日本朝顔の方が種がたくさん取れやすいため、種を数多く収穫したい方は日本朝顔を育てることをおすすめします。
朝顔の種は黒色で小さな半月形が特徴で、1つの実の中には約6個の種が入っています。
朝顔の種は、実の下の部分についている「ガク」が茶色に変化して、ガクが外側に反っている状態であれば収穫のタイミングです。
カラカラに乾燥した実をそのままにしておくと弾けてしまうので、茶色に変化したらなるべく早めに種を取るようにしましょう。
茎の部分を手で切れないこともないですが、ハサミを使って切り取ってから種を取り出しましょう。
朝顔の種を収穫後、種まきするまでに時間があります。種をビニール袋などに入れて冷蔵庫で保管することで、数年は持ちます。朝顔の種はカビが生えやすいので、冷蔵庫で保存する前に種を約1~2か月よく乾燥させてから保存しましょう。
また、朝顔の種には毒があります。触るだけでは無害ですが、子供やペットが誤飲しないように、収穫したあとの保管場所には気をつけましょう。
朝顔の種は気温が25℃前後で発芽するので、気温が高い時期に種まきをします。関東や関西地方では5月上旬~6月下旬、岩手県より北の地域では5月下旬~6月中旬頃が種まきに最適な時期です。
青色やピンク色、そして複色など色鮮やかな朝顔。つる性植物なので、フェンスなどに誘引することで素敵なグリーンカーテンが楽しめます。また、育てやすいので、種から育てるも良いですね。
朝顔の種の取り方はとてもかんたんで、園芸店でも手に入りやすいので、ぜひご自宅で種から朝顔を育ててみましょう!
松原真理子
GreenSnap編集部