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ネフロレピスは中南米を原産とする、ツルシダ科ネフロレピス属の観葉植物です。
シダの仲間の一種で、長く伸びた枝葉が頭を垂れている特徴があります。南国や熱帯を思い起こさせるその姿から観葉植物として普及しており、近年はスコッチやダッフィー、ツデーなどの園芸品種が人気沸騰中です。
今回はネフロレピスの育て方をご紹介します。
ネフロレピスは風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。
青々とした葉の株に育てたい場合は、春〜秋のにかけて屋外で栽培します。
夏の炎天下では50〜70%の遮光をし、葉焼けを防ぎましょう。市販されている遮光ネットや寒冷紗を使うことで簡単に遮光できます。
気温が40℃を超えるよう猛暑日は、屋内に入れるか日陰に移すようにしてください。
一方で耐寒性にはあまり優れないため、5℃を下回るような日々が続く冬場では屋内に入れて育てましょう。
ネフロレピスはある程度の耐陰性をもつため、屋内でも十分育てられます。日当たりのよい窓際に置いて栽培しましょう。真夏の直射日光は葉焼けの原因となりかねないので、炎天下の日はレースカーテンを設置して葉焼けを防止してください。
ネフロレピスには気温や季節に合った水やりをしないと枯れるおそれがあります。
ネフロレピスには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒6:腐葉土4」の割合で混ぜた配合土を用意しましょう。有機土や腐葉土特有のニオイが気になる場合は、市販されている観葉植物培養土の使用もおすすめです。赤玉土や化粧砂などの無機質用土を薄く覆土すれば、コバエの発生も抑えられます。
葉つきのよいネフロレピスを育てたい場合は、春〜秋の生育期に肥料を施しましょう。2ヶ月に1回緩効性化成肥料を置き肥するか、2週間に1回、規定量の2倍に薄めた液肥をあたえてください。葉色が優れない場合には、窒素の多く含まれる肥料の選択をおすすめします。
ネフロレピスは暖かい5〜9月が植え付け・植え替え適期です。根詰まりを防ぐため、1〜2年での植え替えを推奨します。
ネフロレピスは9〜10月の秋頃に、古く混み合ってしまった葉茎を剪定します。株元に十分な風通しと日光を確保できるように剪定してください。
ネフロレピスは5〜9月の植え替えと同時に株分けをします。植え替えの時に掘り起こした株を2〜3個に分けてください。
細かく小さく分けすぎると、生育に支障をきたしてしまうので注意しましょう。
ネフロレピスはハダニやアブラムシの被害を受けやすい植物です。温暖な4月以降によく発生し、葉裏や枝に寄生して栄養を吸収することで株を弱らせてしまいます。発したら散水するか薬剤ですぐに駆除しましょう。
ネフロレピスのように垂れ下がる葉を持つ植物は、愛情のある人間関係を育む効果があるといわれています。さらにネフロレピス特有のツンと尖った葉先は、気を放つ効果で成功や発展をもたらしてくれるようです。
ネフロレピスの花言葉は「愛らしさ」「誠実」「夢」です。
穏やかな風に心地よく揺れるネフロレピスには、大人びた余裕を感じさせられます。
ネフロレピスは季節や気温にあった水やりのポイントを抑えておけば、比較的簡単に栽培できる観葉植物です。園芸品種は小ぶりなサイズも多いため、インテリアグリーンにぴったりですよ。
GreenSnap編集部