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ヤマモモは庭木や街路樹としてよく見かける植物ですが、目立たないながらも花を咲かせます。花が咲くということは花言葉もあるはずですよね。
このページでは、ヤマモモの花言葉について解説しています。名前の由来や果実の特徴や味などについてもまとめています。
ヤマモモの花言葉は「ただひとりを愛する」、「教訓」、「一途」です。
ヤマモモの特徴は雌雄異株だということ。雄株と雌株が離れていても、花粉を飛ばして果実をつけるため、まるで男女の恋愛のようにとらえられました。実際に万葉集のなかにもヤマモモが登場するほど歴史ある植物です。
まるで男女が恋愛をしているようだから、「ただひとりを愛する」という花言葉になりました。
ちなみに雄花の花粉は数キロ先まで飛んでいくとされています。まるで意中の人に会うために長旅をしているようですよね。このことからヤマモモには「一途」という花言葉につながったのです。
ヤマモモという名前なことと果実が食用可能なことから、桃と間違われることがあります。ヤマモモは山に生えて桃のような果実をつけることから、「山の桃」という意味の「ヤマモモ」となっただけで、バラ科のモモとはまったく関係のない植物です。
またヤマモモには果実がたっぷりと実ります。この果実は食べられますので、たくさんみのった果実を見て喜んだ人が大勢いたことでしょう。山のように果実をつけることからヤマモモとなったという説もあります。
楊梅皮(ようばいひ)と中国では呼ばれ、こちらは果実が水楊子という植物の果実に似ていて、味が梅に似ていたことからこのような名前になったそうです。
ヤマモモの花期は3月から4月です。赤い花を咲かせますが、こちらはほとんど目立ちません。小さな丸い粒のような花を咲かせます。ヤマモモは虫媒花ではなく風媒花である特徴があります。風媒花(ふうばいか)とは花粉を風で飛ばして子孫を増やそうとする植物のことです。対して虫媒花(ちゅうばいか)は虫を媒介とします。
ヤマモモは、風で花粉を飛ばすため、虫は必要がなく、虫にとって魅力的な見た目にする必要もありません。そのため花弁を持たずに見た目も地味な花になったと考えられます。
ヤマモモの果実は食べることができ、見た目は赤で、大きさは1.5センチから2センチほどです。ヤマモモの見た目の特徴として果実の表面にある小さなツブツブが挙げられます。
ヤマモモの果実の味は甘酸っぱく、果実は生食ができますが、果実酒、砂糖漬け、ジャムなどに加工して食べることが多いです。酸味が苦手な方は、砂糖漬けやジャムがよいでしょう。
またヤマモモには、ブドウ糖やクエン酸、ポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれています。
ヤマモモは育てやすい植物で初心者の方にも向いています。果実がたくさんなりますので、ぜひ育ててみませんか。
雌雄異株なので、雄株と雌株を植えなければいけないと思う方も多いかもしれませんが、すでに書いたとおり花粉を遠くまで飛ばします。雌株だけで育てても果実ができますので、ぜひ試してみてくださいね。
GreenSnap編集部