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いい香りがするハーブはドライにしたり、料理に使うなど楽しみ方はたくさんあります。自宅でハーブ栽培をしてみたいという方も多いですよね。このページではベランダでハーブを栽培する方法をまとめています。
ベランダでハーブを育てることは可能です。プランターさえあれば育てられるので、マンション、集合住宅のベランダでも問題ありません。
ベランダで育てやすい代表的なハーブは、ローズマリー、イタリアンパセリ、ペパーミント、ラベンダーです。
ローズマリーはシソ科の植物で、細長い葉が特徴的なハーブです。
夏の乾燥した暑さを好みますので、日本の屋外で育てやすいのですよ。さらに耐寒性もあるため、丈夫で育てやすいハーブと言えます。葉をこするとマツのような香りが楽しめます。花の色は白や青です。
アルカリ性から弱酸性の土壌を好みますので、土づくりの際は酸性に傾きすぎないように気を付けてください。また乾燥を好みますので、水は与えすぎないようにしましょう。水が多いと根腐れすることがあります。
プランター栽培の場合、水やりの目安として、夏場は一週間に1回、それ以外の季節は雨の水分で充分です。
イタリアンパセリはセリ科のハーブです。料理に活用しやすいので、ベランダ菜園にもおすすめです。
イタリアンパセリは、夏の暑さや冬の寒さにやや弱い傾向があります。真夏と真冬はベランダではなく室内に入れるようにしてください。プランターの大きさ的に室内に入れにくい場合は、夏は直射日光対策をしましょう。すだれをかけるとよいですよ。冬も霜予防をしてください。
乾燥した土を好みますので、水やりは土が乾いてから行ってください。また通気性が悪いと病気になることもありますので、ベランダのなかでも通気性のよい場所で育てるようにしてください。水やりは一週間に1回程度で充分です。
葉が茂ってきたら葉の数を減らしましょう。
肥料は、生長してきたらチッソ(窒素)を多く含んだものを与えましょう。栽培前の土には苦土石灰を混ぜるとよいです。
ペパーミントはシソ科のハーブで、名前をご存じの方も多いですよね。非常に有名なハーブです。スースーとした香りが特徴的なハーブで、こちらは非常に繁殖力があり丈夫な植物です。どんどん生い茂るので、寄せ植えにはあまり向きません。
ペパーミントは乾燥を嫌いますので、水切れしないように水やりをしっかりとしてください。
肥料は年に一度、春先に固形肥料を与える程度で充分です。
ペパーミントは日当たりを好みますが、直射は苦手から、ベランダ栽培の場合は半日陰に置いてあげてください。
ラベンダーはシソ科のハーブで、紫色の美しい花が特徴的です。ラベンダーの花、茎などには細かな毛が生えているため、ふわふわとした印象です。
アロマとしても有名なほどで、ラベンダーには精油を出すための腺があります。この香りで蜂がよってくることもあります。洗濯ものに蜂がついていてそのまま気がつかずに着てしまい刺されることもあり得ますので、洗濯ものの近くで栽培する場合は注意が必要です。
また精油は自然発火することもありますので、夏の強すぎる直射日光に長時間当たらないように気をつけましょう。
ラベンダーは風通しのよい場所を好みます。プランターを置く場所を工夫してみてください。
夏場の高温多湿の環境を嫌います。梅雨で枯れてしまうこともありますので注意してください。
ベランダでハーブを育てる際の注意事項はまず寄せ植えです。
多くのハーブは冬の寒さを苦手とします。真冬はベランダではなく室内に入れるようにしましょう。
多くのハーブは特徴的な香りを持っていて、これを多くの虫が嫌います。しかしアブラムシがどうしてもハーブについてしまうこともありますので、虫の大量発生には気を付けましょう。虫を見つけたら薬剤を使用して大量発生を予防してください。
マンションやアパートでは近隣の部屋に迷惑をかけずにベランダ菜園を楽しみたいですよね。
ハーブは寄せ植えが可能です。しかし、繁殖力の強いミントは注意が必要で、どんどん繁殖して交雑してしまうことや他のハーブを駆逐してしまうこともあります。
相性を考えながら寄せ植えを楽しんでくださいね。色が違う花、形が違う葉が楽しめる寄せ植えはかわいらしいですよ。
ハーブはベランダで育てることができますが、ペパーミントなど強い植物は注意が必要です。また冬の寒さを苦手とするものも多いですので、室内に移動させるなど対処をしましょう。
七尾びび
GreenSnap編集部