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水分をたっぷり含んだ水々しいキュウリは、暑い夏には欠かせない野菜ですね。キュウリは家庭菜園で育てられる野菜の中でも生長が早く、手軽に育てられるのが特徴!
今回は、キュウリのプランター栽培の方法をご紹介します。支柱の立て方やわき芽の取り方など、キュウリの栽培方法を詳しく記載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
キュウリはプランター栽培が可能です。プランターを使うことで、マンションなどの集合住宅や自宅の庭先などでも採れたての新鮮なキュウリを収穫することができますよ!
キュウリのベランダ栽培での植え付けは 4月から5月です。キュウリは種と苗、どちらからでも栽培できますが、初心者の場合は苗からスタートすると失敗がないでしょう。種から育てる場合は、4月の中旬頃に種まきしてください。
春夏の栽培ができなかった場合には秋採りキュウリにチャレンジできます。夏採りキュウリとは種類が違うので、購入のときに間違えないように注意しましょう。秋採りキュウリは8月頃に植え付けをします。
キュウリの根は浅く広がって伸びるので、プランターは口の広く大きいものを選ぶのがおすすめです。そうすることで、根が伸び伸びと伸び、大きな実が育ちます。
また、プランターの深さは30cm以上のものを使用すると良いでしょう。深さがある分、土がたくさん入るので、水持ちがよくなります。
キュウリをプランターで育てる場合は、土は市販されている野菜の培養土で問題ありません。排水性をよくするために、プランターの底に鉢底石を敷きましょう。
先端の葉が上を向いていてハリのあるものもよい苗ですので、見てみましょう。
キュウリをプランターに植える場合は、株間を30cm程度空けて植えましょう。幅60cm以上のプランターの場合は、2株を目安に植え付けるのが目安です。小さなプランターであれば、ひとつのプランターに1株だけ植えましょう。
プランターで育てるキュウリは、アサガオ用の支柱を使うことでコンパクトにも育てられます。長さ180cm程度の支柱を3本使い、タワーのように仕立てることもできます。
また、横幅の広いプランターに植え付け、大きく育てることで窓に這わせて緑のカーテンを作ることもできますよ。緑のカーテンにしたい時は、支柱にネットを張るのがおすすめです。カーテンの作り方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
キュウリは日当たりのよい場所を好みますので、明るい場所で栽培をしてください。ベランダが日陰になっている場合は、生育不良になることがあるので不向きです。半日陰までであれば耐えられるので、キュウリの収穫が期待できます。
キュウリは風通しのよい場所を好みますので、こもりやすい場所やジメジメした場所はさけてください。エアコンの室外機の風が当たる場所も不向きですので、気をつけましょう。
エアコンの室外機の風に当たり続けると傷んでしまうので、室外機の風が当たらない場所で管理してくださいね。
キュウリは乾燥に弱く、たくさんの水分が必要な野菜です。特に夏場は朝と晩2回の頻度で水やりをしましょう。実のほとんどが水分であるキュウリは、水切れ厳禁です。
晴れた日が何日も続いた場合は、葉の裏側にも水をかけてやりましょう。水やりを忘れないことで、ハダニの予防にもなります。
草丈が1m以上になったら、わき芽摘みと摘心をします。キュウリのツルは放置していると真上にしか伸びないので、横に伸ばしていくために摘心をしましょう。摘心について、詳しくは関連記事を参考にしてくださいね!
キュウリのベランダ栽培では摘心は欠かせませんので、必ず行ってくださいね。
キュウリの追肥は、緩効性肥料であれば1ヶ月に1回、化成肥料の場合は2週間おきに追肥しましょう。株元を避けて、プランターの側面に沿って撒くのがコツです。
キュウリは栄養不足や水不足になると、曲がって変形してしまいます。曲がったキュウリも問題なく食べられますが、曲がったキュウリを見つけたら、すぐに追肥と水やりをしましょう。
キュウリは育てやすい反面、比較的病気にかかりやすい野菜です。ウリ科の野菜であるキュウリは、ウリハムシ、アブラムシの被害を受けやすくなります。せっかくの果実を食べられる可能性もありますので、見つけ次第薬剤などを使って駆除しましょう。集合住宅でのベランダ栽培で虫が発生すると、隣の部屋にも迷惑がかかることがありますので、早めに対処することをおすすめします。
また、キュウリはべと病とうどんこ病にかかることがあります。どちらも葉に異常がでますので見てみましょう。葉に白い粉がついていればうどんこ病の可能性があり、黄色い斑点があればべと病かもしれません。
農薬がイヤな方は、天然素材や自然由来の虫よけ商品なども発売されているのでチェックしてみてください。
キュウリと一緒に香りの強いハーブと混植することで、害虫や病気を防ぐことができます。
パセリ、バジル、パクチーなどの香草は、キュウリとの混植で相性の良い野菜です。一緒に植えることで、独特の強い香りが害虫を遠ざけてくれます。
また、ハーブが根元を覆ってくれるので、土の乾燥を防ぐ効果も期待できます。パセリやパクチーは半日陰で生長する植物。キュウリが日陰を作ってくれるので、葉が柔らかく育ちます。
キュウリと一緒に小ネギを植えることで、つる割れ病を抑えてくれる効果があります。
キュウリのプランター栽培では、実り始めの5本目くらいまでは実が小さいうちに収穫すると良いでしょう。そうすることで、株が元気に育ち、長い期間収穫を楽しむことができます。家庭菜園であれば、一株から2〜30個ほどの収穫量が見込めますよ。
初夏に植え付ければ夏には収穫ができるキュウリ。日当たりがよく、風通しがよいベランダであればマンションやアパートでも栽培ができますよ。ベランダ菜園で、採れたて新鮮なキュウリを楽しんでくださいね!
七尾びび
GreenSnap編集部