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トマトは苗から育てることが一般的ですが、種から育てることもできます。苗で販売されていない品種を育てたいときや、広い畑でたくさん栽培したいときは、種から育てるのがおすすめです。
今回は、トマト・ミニトマトの種まきの時期や方法、発芽までの期間、種や苗の管理方法などをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
トマトは苗から育てる方が簡単ですが、種から栽培することもできます。初心者の方は苗を購入して育てるのがおすすめですが、トマトの栽培に慣れてきた方は種まきから育ててみるのも楽しいですよ!収穫したトマトから種取りを行うことで、翌年も同じトマトを育てることができます。
トマトの種まきの時期は、3月〜4月です。種まきからトマトを育てるときは、苗から育てるよりも栽培時期が早くなるので注意してください。
トマトの種は、20度〜30度くらいの温度で発芽します。3月〜4月はまだ気温が安定していないので室内で管理し、昼間は日当たりの良い窓辺などに置くとよいでしょう。夜は気温が下がりやすいので、窓辺から離れた場所に移動させ、加温や保温を行って発芽温度を保ちましょう。
トマトの種を育てるためには、育苗ポットが必要です。畑に直接種をまくのではなく、まずは育苗ポットに種まきして苗を植えられる大きさまで育てます。
トマトが発芽するまでは4日から1週間ほどの時間がかかります。トマトが発芽したあとは、出来るだけ日に当てて徒長しないように気をつけましょう。
トマトの種まきをしたあとは、水分と地温の管理をしっかりとしましょう。発芽するまでは乾燥させないように、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりを行いましょう。
トマトは25度〜30度の地温が確保できれば発芽します。日中は陽の光が当たる窓辺に置いて管理しましょう。夜間は、発泡スチロールの中に入れて保温するのがおすすめです。
トマトは、うまくいけば4〜5日で発芽します。発芽した後は、出来るだけ日光を当てて育てます。陽の光が足りないと徒長してしまうことがあります。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやりましょう。気温の下がる夜間は屋内で管理するといいでしょう。発芽後は、昼間の気温が23〜25度、夜間の気温は15度ほどで管理しましょう。
トマトが発芽したら、生育の悪い苗を間引きしながら元気な苗を育てていきましょう。本葉が5枚以上になれば育苗ポットから鉢に植え替えてさらに育てます。
トマトの苗を地植えで育てる場合は、あらかじめ土壌の準備が必要です。
植え付けの2週間前までに、1㎡に対して100gを目安に苦土石灰をしっかりと混ぜておきましょう。そして、植え付け1週間前には1㎡に対して2kgの堆肥、化学肥料100gを施してよく耕し、畝を作ります。
その後、再び10日ほど時間を置いて土を馴染ませた後に植え付けを行いましょう。
種まきから育てたトマトは、本葉が6〜7枚になったら畑やプランターに植え替えましょう。トマトは気温が20度以上であるとよく生長します。気温が安定した5月以降に植え付けを行うのがおすすめです。
植え方の詳細は、関連記事を参考にしてみてくださいね!
収穫したトマトから種取りを行うことで、翌年もトマトを育てることができます。複数の株を育てている場合は、比較的良いトマトが収穫できた株のトマトを選んで種取りを行うと良いでしょう。
トマトを種から育てると、苗から育てるよりも収穫まで手間と時間がかかります。しかし、その分愛着がわきますね。トマトの旬である夏にはみずみずしく新鮮な果実を収穫することができますよ。
トマトの栽培に慣れてきた方は、ぜひ種からの栽培に挑戦してみてくださいね。
小野未花子
GreenSnap編集部