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ミニトマト・トマトの種まき時期はいつ?発芽日数と種から育てる方法

トマトは苗から育てることが一般的ですが、種から育てることもできます。苗で販売されていない品種を育てたいときや、広い畑でたくさん栽培したいときは、種から育てるのがおすすめです。

今回は、トマト・ミニトマトの種まきの時期や方法、発芽までの期間、種や苗の管理方法などをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

トマト・ミニトマトを種から育てることはできる?

トマト・ミニトマトの旬は7〜9月で夏に収穫されますが、最近ではビニールハウスで通年栽培されているため、スーパーで一年を通して販売されています。

トマトは苗から育てる方が簡単ですが、種から栽培することもできます。初心者の方は苗を購入して育てるのがおすすめですが、トマトの栽培に慣れてきた方は種まきから育ててみるのも楽しいですよ!

さらに、収穫したトマトから種取りを行うことで、翌年も同じトマトを育てることができます。

トマト・ミニトマトの種まき時期はいつ?

トマトの種まきの時期は、3〜4月です。種まきからトマトを育てるときは、苗から育てるよりも栽培時期が早くなるので注意してください。

トマトの種は、20〜30℃くらいの温度で発芽します。3〜4月はまだ気温が安定していないので室内で管理し、昼間は日当たりの良い窓辺などに置くとよいでしょう。夜は気温が下がりやすいので、窓辺から離れた場所に移動させ、加温や保温を行って発芽温度を保ちましょう。

トマト・ミニトマトの種まきに必要なもの

トマトの種を育てるためには、育苗ポットが必要です。畑に直接種をまくのではなく、まずは育苗ポットに種まきして苗を植えられる大きさまで育てます。

トマト・ミニトマトの種まき方法

トマト 種まき イラスト

  1. トマトの種を一晩水につける
  2. ポットに種まき用の土を入れ、深さ1cm、直径3cmほどのくぼみをつくる
  3. 1つの穴に、3〜4粒ずつ種を入れる
  4. 種を隠すように土を5mmほどかぶせ、上から手で軽く押さえる
  5. たっぷりの水を優しく与える
  6. トマトが発芽するまでは、用土があまり乾かないように管理する。
    ※勢いよく水を与えると種が流れてしまうので、優しく水やりをしましょう
  7. 本葉が1枚ひらいたら、元気な苗を2つ残して1本は間引きする
  8. 本葉が2枚になれば、元気な苗を残して間引きし、1本立ちにする

トマト・ミニトマトの種は何日で発芽する?

トマトが発芽するまでは4日から1週間ほどの時間がかかります。発芽した後は、出来るだけ日光を当てて育て、徒長しないように気をつけましょう。

トマト・ミニトマトを種まきしたあとの管理方法とコツ

トマトの種まきをしたあとは、水分地温の管理をしっかりとしましょう。

発芽するまでは乾燥させないように、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりを行い、日中は陽の光が当たる窓辺に置いて管理します。

発芽後は、昼間の気温が23〜25℃、夜間の気温は15℃ほどで管理しましょう。夜間は発泡スチロールの中に入れて保温するのがおすすめです。

トマト・ミニトマトが発芽して苗が育ったら、鉢上げしよう!

トマトが発芽したら、生育の悪い苗を間引きしながら元気な苗を育てていきましょう。本葉が5枚以上になれば育苗ポットから鉢に植え替えてさらに育てます。

  1. トマトが発芽して1枚目の本葉が出たら、生育の悪い苗は間引く
  2. 本葉が2枚になれば、元気な苗を選んで間引きし、1本立ちにする
  3. 本葉が5枚以上になったら、4〜5号のポットに鉢上げして、植え付け適期まで育苗する
  4. 植え替えは根鉢を崩さないように行う
  5. 本葉が4〜5枚になれば、植え付け苗の完成!

トマト・ミニトマトを植え付ける前に土づくりをしよう!

トマトの苗を地植えで育てる場合は、あらかじめ土壌の準備が必要です。

植え付けの2週間前までに、1㎡に対して100gを目安に苦土石灰をしっかりと混ぜておきましょう。そして、植え付け1週間前には1㎡に対して2kgの堆肥、化学肥料100gを施してよく耕し、畝を作ります。

その後、再び10日ほど時間を置いて土を馴染ませた後に植え付けを行いましょう。

種まきから育てたトマト・ミニトマトの植え付け

種まきから育てたトマトは、本葉が6〜7枚になったら畑やプランターに植え替えましょう。トマトは気温が20度以上であるとよく生長します。気温が安定した5月以降に植え付けを行うのがおすすめです。

植え方の詳細は、関連記事を参考にしてみてくださいね!

トマト・ミニトマトの種取りの方法は?

収穫したトマトから種取りを行うことで、翌年もトマトを育てることができます。複数の株を育てている場合は、比較的良いトマトが収穫できた株のトマトを選んで種取りを行うと良いでしょう。

  1. 完熟したトマトを収穫し、さらに2週間ほど追熟させる
  2. トマトを切り、水の中で種をこそぎ落とす
  3. 取り出した種をザルに上げる
  4. ゼリーのような部分を取り除くため、常温で3日〜1週間ほど放置する
  5. 再び水につけ、種の周りのぬめりが落ちるまでよく洗う
  6. 水に沈んだ種だけを日陰でよく乾燥させ、封筒などに入れて保存する

トマトを種まきから育てて収穫しよう!

トマトを種から育てると、苗から育てるよりも収穫まで手間と時間がかかります。しかし、その分愛着がわきますね。トマトの旬である夏にはみずみずしく新鮮な果実を収穫することができますよ。

トマトの栽培に慣れてきた方は、ぜひ種からの栽培に挑戦してみてくださいね。

この記事を監修した人

小野未花子

文化農場3代目・家庭菜園プロデューサー。 野菜苗生産農家に生まれ、幼い頃から農場で育ち、家庭菜園が当たり前の環境で育ってきた。園芸大国である英国ロンドンに4年在住時に、再度家庭菜園の魅力を認識。日本に帰国後農家を継ぎ、日本での家庭菜園文化の拡大に努めている。 家庭菜園インストラクターの資格も持つ。
GreenSnap STORE:https://greensnap.co.jp/collections/producers-bunkanoujyou
WEB:https://bunkafarm.co.jp

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