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夏になると大きな黄色い花を咲かせる夏の代表的な花であるヒマワリ。品種改良が進められる中で、黄色だけでなく赤いヒマワリも咲かせることができるようになり、背丈も低く抑え、ベランダなどでも育てやすい品種が出回っています。今回はヒマワリの人気品種をご紹介します。
ヒマワリは空に向かって真っすぐに伸びた茎の先に大きな花を咲かせるのが特徴です。
花びらの色は黄色というイメージが強いですが、最近ではクリーム色や赤系統のもの、咲き方も八重咲きなどさまざまな品種が生み出されるようになりました。
花が大きすぎて狭い庭では育てにくいといった方にも、花が小ぶりで草丈も低めな品種もあるので、プランターでの生育や生け花などにも活用しやすくなっています。
ヒマワリの種類は花の咲き方・草丈・花の付き方によって、下記のように種類を分けることもできます。
とくに草丈はプランター向きか地植え向きかどうかに関わるので、育てる場所に合わせた品種選びをしましょう。
花の咲き方 | 一重咲き | ヒマワリの花びらが重なり合わない咲き方 |
八重咲き | 花びらが多く、花心の種が見えないほど花びらで覆い尽くされる咲き方 | |
半八重咲き | 外側の花びらが大きくて平たく、内側の花びらが細くこまかい、はっきりと分かれた咲き方 | |
草丈 | 高性種 | 草丈80cm以上、1.5m〜2mほどに大きくもなる品種。切り花や地植え向き |
矮性種 | 草80cm〜30cmの小さい品種。プランター栽培や寄せ植え向き | |
ミニヒマワリ | 草丈30以下になるよう品種改良された園芸品種です。プランター栽培や寄せ植え向き | |
花のつき方 | 一本だち性 | 一本の株からひとつの花しか咲かないタイプ |
分枝性 | 一本の株の茎が分岐して、いくつか花が咲くタイプ |
花弁が黄色、中心部分が黒褐色の一重咲き、25cm程度と矮性品種の中でも特に背丈が低く、密集して花を咲かせる極矮性品種です。草勢が衰えにくく、花色のコントラストも鮮明で、寄せ植えなどに適しています。
草丈70cm程度で八重咲きの品種です。テディーベアのぬいぐるみをイメージさせるような、もこもこっとした雰囲気が特徴です。
小さめのポット栽培も可能なミニヒマワリです。草丈は12cm~45cm程度、花径は8cm~16cmと日照時間などによって花径や草丈が変わります。小さな子どもたちが手に取って頬を寄せて楽しめるようなチャイルドフレンドリーな品種です。
淡いイエローの花びらとチョコレート色の花芯のコントラストが美しく、涼しげで爽やかな印象を与えます。7~11月に咲き、ほどよい背丈なので、イングリッシュ・ガーデンの寄せ植えやフラワーアレンジメントなどにも向いています。
ゴッホの描いたヒマワリの絵によく似た品種です。一重、半八重、八重などいろいろな花形で花を咲かせます。花粉がないのが特徴で、切り花にしても花粉が落ちて汚れることもなく、花もちもよいです。
葉があまり大きくなく切り花向きの品種です。花色、花形ともにとても美しく、花粉がないので、花もちもよく、切り花にしても汚れにくいのが特徴です。
透明感のあるレモンイエローで、半八重咲きのおしゃれな品種。花びらがカールして咲くのも特徴です。花粉がなく汚れにくいヒマワリです。
プラム色の花弁とその花びらの先がクリーム色になる2色咲きのヒマワリです。茎が丈夫で長く、枝分かれもあまりしない一本立ち性で、切り花のお花としても重宝されています。草丈は1.4~1.7mほどです。
花色がプラム以外でオレンジやレモン色などと混ぜて咲かせるとより美しいです。
アメリカテキサス州生まれの少しめずらしいヒマワリです。花径は10cmほど、草丈は1.6~2mほどです。濃いチョコレート色が特徴です。枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、切り花やドライフラワーとしても人気の高い品種です。
草丈の高いものをイメージしがちですが、ヒマワリは品種改良によって背丈や花色、花の形などさまざまな種類のものが生まれています。
広いお庭がなくてもベランダで鉢植えやプランターなどで育てられるものもたくさんありますので、ぜひお気に入りのヒマワリを見つけてみてください。
GreenSnap編集部