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春の時期に見頃を迎えるラナンキュラスは、カラフルな花色が可愛らしい植物です。室内にラナンキュラスなどの切り花を飾れば、お部屋の雰囲気もガラリと変わりそうですね。
ラナンキュラスは数多くの種類があるため、種類によって花の咲き方や大きさなど特徴が異なります。ここでは、ラナンキュラスの種類について詳しく解説していきます。
ラナンキュラスはキンポウゲ科キンポウゲ属の秋植え春咲き球根植物で、和名では「花金鳳花(ハナキンポウゲ)」とも呼ばれています。
ヨーロッパ東南部~西アジアに広く分布し、3~5月頃にその美しい見た目から花束やフラワーアレンジメントなどで使用されることが多いです。
ラナンキュラスの種類は約500種類以上の品種があり、年々品種改良が進んでいます。ラックスシリーズやモロッコシリーズなど、人気品種がシリーズ化した品種群があることも特徴の一つです。
ラナンキュラスは品種によって咲き方などは異なりますが、バラのような八重咲きが一般的で、花色は赤、白、ピンク、黄色、オレンジなどが多いですが、最近では淡いグリーンや、シックな黒紫、アンティークな茶色などの品種が人気です。
ラックスシリーズはラナンキュラスの交配品種で、花びらには艶があり日差しに当たることでキラキラ輝きます。オレンジ色や黄色、ピンクなどの花を咲かせ旺盛な育ちで花付きもよく、葉は全体的に硬くて草丈は50cm程度です。
ポンポンシリーズは花びらがセロハンのようで、波打つように重なるので丸みのあるポンポン咲きが楽しめるラナンキュラスです。
ピンクや赤、黄色などの単色もありますが、グリーンとオレンジ、グリーンと白などの複色で咲く品種が人気です。
モロッコシリーズはシックでアンティークな花色が多いラナンキュラスの人気品種です。単色のものもありますが、黄色と黒、赤と白、紫と白などの復色の品種が多いです。
花ビラが縮れているものや、かなり多弁のものなど、シリーズの中でもさまざまな個性を楽しめます。
花びらが何重にも重なるピオニー咲きの品種で、花びらの縁がひらひらしていることが特徴です。シャルロットは他の品種よりも大輪の花を咲かせ、インパクトが抜群にあります。
ラナンキュラスの原種で知られるアジアティクスは、花弁が5枚で一重咲きの品種です。アジアティクスは「アジア産の」という意味がありますが、アジアだけでなくヨーロッパや中近東にも分布しています。
草丈は30~50cm程度で、赤色やオレンジ色など花色もさまざまです。
ビアンコフェスティバルは白色やオレンジ色の花が多く、開花すると花の中心が緑色の葉に変化する珍しい八重咲きの品種です。中心部分の緑色が爽やかな印象で、可愛らしいラナンキュラスですよね。花色は白の他にオレンジがあります。
ビアンコフェスティバルは夜になると花が閉じるため、昼と夜では花の雰囲気が大きく変わります。
八重咲きの品種で、名前の通り光沢のある黄色い小花を咲かせます。ゴールドコインは原種の雰囲気に近く、草丈は約30cmで花径は2~4cm程度です。
生命力が旺盛でほふく状に横に広がりながら生長するため、グランドカバーなどに使用されることが多いです。
ポンポン咲きの品種で、花びらがフリルのような可愛らしい印象のラナンキュラスです。ハーマイオニーという名前はハリー・ポッターに登場する女の子の名前が由来で、このポンポンシリーズは2011年にイタリアで開発されました。
イドリスはカーネーションのような雰囲気で、赤紫色の黒に近いシックな花を咲かせるラナンキュラスです。イドリスの蕾は植物では珍しい黒色で、花の中心から赤色の雌しべが目立ちます。
蕾自体は小さめですがその色合いから存在感があるので、個性的な雰囲気が楽しめます。モロッコシリーズのひとつですが、シリーズ名が省略されて出回ることが多い人気品種です。
ポンポン咲き品種のシレンテは、緑色と白色の花色で全体的にフリルのようなひらひらした印象です。その色合いから、爽やかな雰囲気があるラナンキュラスですね。
ラナンキュラスは品種改良によって数多くの品種が誕生し、特徴的な品種が多いですね。花束などの贈り物はもちろん切り花でも気軽に楽しめるので、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ラナンキュラスを育てて、種類や品種も一緒に覚えてみましょう!
GreenSnap編集部