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暖かい春になると咲き始めるムスカリは、ぶどうの実のような花姿が特徴です。ムスカリには数多くの種類や品種があり、特徴もそれぞれ異なります。品種によって花色もさまざまなので、お好きな花色のムスカリを見つけて育ててみてはいかがでしょうか。
ここでは、ムスカリの特徴や種類などについて詳しく紹介していきます!
ムスカリは、キジカクシ科(クサスギカズラ科)ムスカリ属に分類される多年草植物です。16世紀後半にヨーロッパで栽培され、現在では西アジアや地中海沿岸地方を中心に幅広く生息しています。草丈は10~30cm程度が多く、寒さに強い特性があります。
ムスカリは紫色や白色など品種によって異なる色の花を咲かせ、3~5月頃に見頃を迎えます。果物のぶどうの実を連想されるような花姿で、別名「グレープヒアシンス」や「ブドウヒアシンス」などとも呼ばれています。
ムスカリは鉢植えや地植え、そして寄せ植えやグランドカバーなど楽しみ方も豊富です。特にチューリップとの相性は抜群で、一緒に寄せ植えすることでチューリップの存在をより一層引き立ててくれます!
ムスカリの種類は40~50種類ほどあると言われ、品種によっては香りが強いものもあります。それでは、ムスカリの種類についていくつかみていきましょう!
ムスカリの中では代表的な原種で、コバルトブルーの花色が素敵ですね。ムスカリ・アルメニアカムの葉は線形に細長く、草丈は15cmほどです。
草丈が低いので、パンジーやチューリップなどと寄せ植えするとよいでしょう。
ムスカリと言えば紫や青色の花のイメージですが、ムスカリ・ピンクサンライズはムスカリの中でも珍しいピンク色の花を咲かせます。濃いピンク色などではなく、淡いピンク色なのが特徴です。
春の時期にチューリップなどと寄せ植えすれば、ラブリーな雰囲気の寄せ植えが楽しめそうですね。
紫色と薄い青色のグラデーションの花色が特徴の品種です。花の先には白色のラインが入り、アクセントになっています。ムスカリ・ネグレクタムの草丈は、約15~20cmです。
花色が白色の品種で、ヒヤシンスやチューリップなどと一緒の寄せ植えが人気です。草丈は15~20cmなので、グランドカバーなどでも楽しめます。
ムスカリには青系が多いですが、白いムスカリを育ててみたい方は、ムスカリ・ボトリオイデス・アルバをおすすめです!
珍しい黄色い花を咲かせる品種で、グラデーションが美しいです。名前に「フレグランス」とついていることもあり、バナナを連想させる甘い香りが漂います。
他の品種のようにぶどうの実のような花姿ではなく、異なる咲き方をします。
ムスカリの中でも八重咲の品種で、ヒヤシンスに似た花姿が特徴です。草丈は15~20cmですが、全体的にボリュームがあるので存在感が抜群です。
普通のムスカリとは違った雰囲気の品種をお探しであれば、ムスカリ・ブルースパイクがよいかもしれません。
薄い紫色の長い花柄が特徴で、花姿は他の品種と異なりますがムスカリの一種です。その花姿から「羽毛ムスカリ」という異名を持ち、草丈は20~60cm程度と幅広いです。
個性的なムスカリを育てたい方は、ムスカリ・コモサム・プルモーサムを育ててみてはいかがでしょうか。
ムスカリはぶどうの実のような花姿が多いですが、八重咲きなど咲き方が異なる品種もあります。紫色やピンク色、そして黄色など花色も実に豊富で初心者でも育てやすいので、興味のある種類や品種のムスカリを育ててみてはいかがでしょうか。
ご自宅のお庭などでムスカリを育てて、種類や品種も一緒に覚えてみましょう!
GreenSnap編集部