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プクプクした見た目がかわいいエケベリアは、多肉植物の中でも大人気の存在です。ここでは、そんなエケベリアの特徴や人気の種類についてご紹介していきます。紅葉する品種、紅葉しない品種、爪がある品種、花の色などさまざまあるので、ぜひ好みの種類のエケベリアを探してみてくださいね。
エケベリアはベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物で、学名は「Echeveria」です。
エケベリアは、コロコロとまるい形をしているのではなく、ロゼット状の葉が美しい角タイプの見た目をしています。真上から鑑賞すると花のような見た目をしていることから、「多肉界のバラ」とも呼ばれています。
また、エケベリアの魅力は見た目のかわいさだけでなく、秋から春にかけて葉がよく紅葉する種類が多いのも一つです。ただし、エケベリアの紅葉は、日頃からたっぷりと日光にあてていないと生じないため、日当たりの良い場所で育ててあげると良いでしょう。
さらに、エケベリアは花を楽しむこともできます。花期は種類によって差がありますが、だいたい5月から8月。紅葉と花が楽しめる数少ない多肉植物といえます。花の色は、赤、ピンク、黄色、オレンジ、茶色です。
エケベリアの原産はメキシコなどの中南米で、約180種類もの原種があるとされ、さらにそこから多くの交配種が生まれてきました。交配種を含めると、エケベリアは現在、1000種類はあるとされています。
ここではエケベリアの代表的な種類について紹介していきます。
エケベリア・エレガンスは、青緑色にやや白みがかった丸みのある葉っぱが特徴です。日当たりの良い場所で育てると、秋から春頃にかけてきれいに紅葉します。また、夏頃にはピンクの花を咲かせます。
エケベリア・ラウイは、葉っぱに白い粉をまとっていて、見た目がかなり白っぽく見えるのが特徴です。夏型品種であるため、多肉植物の中でも耐暑性が強いという特徴もあります。
エケベリア・アガボイデスは原種の一つです。アガベのように葉の先が尖っていて直立することから、アガベのようであるという意味の「アガボイデス」という名前がつけられました。
エケベリア・リラシナは、葉が内側にまるまっていて、植え替えみると花のように見える品種です。秋の紅葉期になると、葉っぱがほんのりピンク色に変化します。花も、外側がピンク色で内側はオレンジ色で、かわいいのが特徴です。
七福神というおめでたい名前がついたエケベリアで、とても有名な品種です。ほかのエケベリアは全体的に肉厚な葉があるものが多いですが、七福神は平たくなっています。ロゼット状にひらく葉が美しく、本当に花のようです。多肉植物っぽくないエケベリアをお探しの方はこちらが合っているかもしれません。
エケベリアアルビカンスは、たくさんの変種があるエケベリアです。葉はプニプニと肉厚で、葉先がとがっています。アルビカンスは紅葉をしないエケベリアで、緑色の葉を楽しめるもの。紅葉を楽しみたい方には向かないかもしれません。
花うららはプリドニスという別名を持つ、大型のエケベリアです。3月から4月の暖かくなるうららかな時期に愛らしい花をつけることから、このような名前になりました。
寒い時期には葉の先端が色づき、紅葉が楽しめます。色の変化を楽しみたい方は花うららがおすすめ。丈夫なので、初心者の方も育てやすいです。
淡い色合いをしていて美しいことからすみれ牡丹と名づけられました。真上からみると牡丹の花のようにゴージャスで美しいです。寒くなると、すみで牡丹の葉がピンク色に変わります。葉はシルバーリーフになっていて白い粉がついています。
青い渚は、見た目がとても個性的で、葉が白い毛に覆われています。先端が少し尖っていて、少し姿がほかと異なります。
「ジャイアント」という名前がつくだけあり、大型のエケベリアです。成長すると30センチ以上にもなります。その分成長がゆっくりで手入れもあまりかかりません。肉厚な葉に白い粉がついているのが特徴。大型のエケベリアが欲しい方はこちらがよいでしょう。
野ばらの精は、小ぶりで愛らしいエケベリアです。こちらも紅葉すると葉の先端がピンク色になります。まるで野ばらが咲いているような見た目が楽しめますよ。
ミニマは小さなエケベリアで、3センチほどのサイズしかありません。葉は緑ですが、先端に尖った赤い爪のようなものがあります。
シャビアナはバラのようなかわいい見た目が特徴のエケベリアです。葉の先がフリルのようになっていて、端のほうだけ紅葉したり、葉全体が紅葉したりします。
エケベリアは種類が豊富。すべてを暗記する必要はありませんが、紅葉するエケベリア、しないエケベリアがあることを覚えておくとよいですよ。葉の肉厚具合や大きさ、花の色も異なりますので、ぜひ好みのものを見つけてくださいね。
GreenSnap編集部