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調味料やソースとして利用ができるハラペーニョは家庭菜園で栽培ができます。このページでは、ハラペーニョの栽培について解説しています。土選び、水やり頻度、肥料など気になる方はぜひ読んでみてください。
ハラペーニョはナス科トウガラシ属で唐辛子の仲間です。メキシコ料理のソースとして使用されています。唐辛子のなかでは中程度の辛さのようです。
見た目はピーマンのような青唐辛子で、緑色のタバスコはハラペーニョが使用されているものです。肉厚で食感がよいことで人気な唐辛子です。
また歴史深い植物で、紀元前から南北アメリカで栽培されてきました。
ハラペーニョを栽培する場所は、日当たりのよい場所をおすすめします。また、ハラペーニョは連作を嫌う植物です。同じナス科の植物を育てた場所でハラペーニョをすぐに育てると育ちませんので、一度ナス科の植物を育てた場合は別の野菜を育ててから、ハラペーニョを育てましょう。
他の野菜を挟むことができない場合は、土壌改良剤を使用してください。
ハラペーニョを育てるための用土は、腐葉土など有機質をたっぷりと含んだ水もちのよい土がおすすめです。乾燥させないように育ててください。
ハラペーニョの用土を自作する場合は、赤玉土、腐葉土を6:4の割合で混ぜます。
ハラペーニョは鉢植え、地植え両方で楽しめます。地植えの場合の用土については、弱酸性の土が栽培に向いています。一般的な日本の土は酸性よりで、酸性の雨が降るため、土が酸性に傾いてしまうからです。弱酸性に土を傾けるために、苦土石灰(くどせっかい)を使用して調整をしましょう。
pH測定器を使用して、土のpH値を確認するとよいですよ。
ハラペーニョの水やりですが、トウガラシは水を好みます。ハラペーニョも例外ではありませんので、土を乾燥させないように育ててください。
こまめに土の表面をチェックし、乾いていたらたっぷりと水を与えてください。とくに夏場は水を切らさないようにしてください。水切れすると辛くなります。
植える際の元肥を与え、その後はツボミが出たタイミングで肥料を与えます。ツボミが出たときに使用する肥料は、液体肥料がおすすめです。
栄養が不足するとあまり果実がつかなくなりますので、ツボミが出たら週に1回の頻度で液体肥料を与えましょう。
ハラペーニョの植え付けは4月から6月で、ハラペーニョは気温が20度ほどで発芽しますので、安定して20度以上の気温のときに植え付けるとよいです。
嫌光性がありますので、種から育てる場合は土をしっかりとかぶせて暗くしてあげましょう。
ハラペーニョを鉢植えで育てている場合は植え替えが必要です。また栽培する際は、一度土を変えましょう。
ハラペーニョは特別な手入れは必要ありませんが、葉が混み入ってきたら、適宜葉を取り除き通気性をよくしてあげます。
ハラペーニョの増やし方は種まきです。育苗箱に採取した種を撒き、発芽するまで管理し、本葉が出たタイミングで育苗ポットに移します。
ハラペーニョの収穫は夏です。だいたい植え付けから3か月ほどが収穫の目安ですが、気候によっても異なります。花のあと2週間後が収穫の時期の目安となります。
ハラペーニョは青い果実ですが、そのままにしておくと赤くなります。赤くなってから収穫すると辛さが増します。ハラペーニョの果実にシワが入る前に収穫するというのが1つの目安とされていますので、参考にしてみましょう。
好みの辛さを収穫時期で調整してみましょう。
ハラペーニョの栽培で注意する害虫は、アブラムシ、ヨトウムシです。葉を食べて成長するので、被害に遭うとハラペーニョが弱る可能性があります。見つけ次第、駆除をしましょう。
大量に発生した場合は、駆除剤も必要に応じて使用してください。
料理にも使えるハラペーニョは自作がおすすめです。辛さが苦手な方でも収穫時期で辛さ調節ができるので試してみてください。夏野菜の感覚で育てられますので、挑戦してみませんか。
GreenSnap編集部