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育てやすいサボテンや多肉植物がSNSなどでも注目を集めていますが、ウチワサボテンは中でも人気の種類の一つです。そんなウチワサボテンというと、平らでうさぎの耳のようなサボテンを想像するかもしれませんが、実はさまざまな種類・品種があるのです。ここではウチワサボテンの代表的な種類をご紹介します。ぜひ好みのウチワサボテンを見つけてください。
ウチワサボテンはその名のとおり、サボテンの一種であり、サボテン科ウチワサボテン亜科オプンティア属の植物です。南北アメリカ、イスラエル、タイを原産とします。名前はウチワのように平べったいことからウチワサボテンという名前になりました。
小型のウチワサボテンは、花屋だけでなく雑貨屋でも見かけるほど、とても人気ながあります。大型のウチワサボテンの中には、2mほどに成長する種類も存在します。
そんなウチワサボテンの花は、黄色、オレンジ、ピンクなど明るい色が多く、華やかに楽しむことが可能です。
ウチワサボテンが属するオプンティア属には、約300種類のサボテンがあるとされています。実際に日本国内で流通しているものは、ごく一部で小型なものが栽培しやすいため、小型なものばかりですが、ウチワサボテンには大きなものもあります。
次に、ウチワサボテンの代表的な種類・品種を見てみましょう。
キンエボシは平べったいサボテンで、トゲが複数まとめってついているため、ドット模様のようにみえます。よく見るとトゲは黄色をしていて、このことから金烏帽子とつけられています。
キンエボシのトゲは柔らかく、体や手につくと取れにくいので、小さなお子さんがいるお宅での栽培には注意が必要です。
大きさは10センチ前後で小型品種。見た目がウサギのように見えることから、英語では「ラビットイヤー」とも呼ばれます。
白桃扇は、キンエボシの仲間でトゲが白く変化したサボテンのこと。こちらも白いトゲがドット模様のように見えます。60cmまで成長することもありますが、小型のものも多く流通しています。
こちらもうさぎの耳に似ていることから、「バニーカクタス」や「ラビットイヤー」と呼ばれます。
大丸盆は、小判やコインのように見える形をした一風変わったサボテンです。大きく丸い形をしていて、トゲは密集せず、離れています。ゴツゴツした見た目が印象的。1メートルから3メートルにまで成長することもあります。
茎全体はシルバーグリーンをしていることから、英語名は「シルバーダラー(silver dollar)」となっています。国内で売られているウチワサボテンのなかでは比較的大型の品種です。
仙人掌は、株全体がトゲで覆われているような鋭い見た目をしたウチワサボテンで、南北アメリカ、キューバを原産とします。トゲが鋭く、繁殖力が強いことから、各地の生態系を壊すとされていて、世界の侵略的外来種ワースト100に登録されるほど。
国内でも、要注意外来生物に指定されています。なお、仙人掌は増えやすいのでご注意ください。
ウチワサボテンといっても見た目はさまざまで平べったくないものもあります。トゲ1つをとっても種類によって異なりますので、ぜひ好みのウチワサボテンを見つけてみませんか。専門店に行くとさまざまなものが見られて面白いですよ。
GreenSnap編集部