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観葉植物の中でも特徴的な大きい葉で部屋の雰囲気をガラリと変えてくれるモンステラは、エキゾチックな雰囲気で、南国リゾート風の空間に早変わりします。
今回は、人気のモンステラの種類を紹介しているので、いろいろな葉を楽しみたい方は参考にしてください。
モンステラはサトイモ科の常緑性多年草で、そのほとんど種類は、茎が自立しない半つる性の性質をもっています。
乾燥に強く、明るい室内で管理するだけでたくましく育ってくれるので、初心者の方も挑戦しやすい植物です。深く切れ込みの入った大きな葉が空に高く伸びている姿は迫力満点です。
「モンステラ」という名前は、その独特な形の葉っぱがジャングルの中で「monstrum(奇怪・異常)」に見えたことが由来だといわれており、大型の品種は生長すると高さが8mを超すものもあり、葉の大きさは1mを超えるそうです。
モンステラの約40種もの種類があります。種類によって大きさはもちろん、葉の切れ込みの入り方がかわり、斑入りの品種もいくつかあります。
ちなみに、この独特な切れ込みは熱帯雨林の環境下で太陽の陽を下の葉に十分に届かせるために必要な形だといわれています。
約40種もの種類があるモンステラですが、日本で一般的に販売されている品種はあまり多くないようです。その中でも特に代表的な品種を5種類ご紹介します。

モンステラの中で最も代表的な種類であるモンステラ・デリシオーサは、日本で一般的に販売されている大きなモンステラのほとんどがこの種類だといわれています。
モンステラ・デリシオーサはかわいらしいハート型の葉をつけますが、生長すると葉は1メートルほど、ツタの長さは10メートルにまで大きくなります。そのため「モンステラ界の王様」とも呼ばれており、部屋のシンボルツリーとしても最適です。
お部屋の大きさに合わせて仕立て直しをしたり、植え替えを控えたりして、工夫しながら管理していくことがモンステラ・デリシオーサを育てるコツです。

モンステラ・アダンソニー・バリエガタは、斑入りのヒメモンステラとしても出回ります。「バリエガタ」は斑入りという意味があり、葉に白や黄色の斑模様が入っています。
モンステラ・スタンデリアナは別名「ハネカズラ」としても出回ります。モンステラといえば深く切れ込みの入った葉が特徴的ですが、モンステラ・スタンデリアナはその切れ込みが入らない、珍しい品種です。
ハネカズラの葉は、細身の卵形で、通常のモンステラよりもスラっとしたスタイリッシュな印象を与えます。生長するとたくさんの葉をつけます。

「モンステラ・アダンソニー」は、モンステラ・デリシオーサとは違い、20cmほどの小ぶりで可愛らしい葉をつけます。そのため「ヒメモンステラ」とも呼ばれています。葉の切れ込みが深く入っており、左右非対称なのが特徴です。寒さが苦手なので、暖かい場所で管理をしましょう。
モンステラ・フリードリヒスターリーは、まるで葉っぱに窓が開いているかのような姿が特徴的な品種で、「マドカズラ」の名前でよく知られています。
成長スピードは比較的緩やかで、わりと小さく育つ種類です。
モンステラのなかには、「ヒメモンステラ」という名称で出回る種類もありますが、これは特定のモンステラの品種をさすのではなく、小さく育つモンステラの総称です。
一般的にはモンステラ・アダンソニーが多いようですが、モンステラ・デシリオーサ・コンパクタなど、小さく育つよう改良された園芸品種もふくまれています。
モンステラには斑入りの品種が多く、葉の形と葉色の両方を楽しめます。安定して同じ色の葉をつける訳ではないからこそ、マーブルのようにまだらな色になったりと、次はどんな色の葉になるのかワクワクしながら育てることができそうですね。
斑入り品種は育てていくうちに、ごく稀に葉の半分が白色で、もう半分がみどり色と、左右ではっきりと分かるようになります。この斑入りモンステラのことを「ハーフムーン」と呼びます。全て白くなると「フルムーン」と呼び、さらに珍しいです。
エキゾチックな雰囲気で、南国の風が感じられるモンステラ。モンステラの葉は大きく、ホコリが溜まりやすいため日々のお手入れは欠かせませんが、明るい室内で管理するだけで大きくと生長するため、育てやすい観葉植物です。
たくさんの種類があり、品種により葉の形状や大きさが異なるため、お部屋の広さ雰囲気に合った種類を選びましょう。

GreenSnap編集部