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ポトスは明るい緑色の葉が優しい印象の観葉植物ですね。丈夫で育てやすく、インテリアとしても映えるため、ご家庭やオフィス、店先などによく飾られるポピュラーな観葉植物です。実は、ポトスには斑入りのものや黄色がかった色をしたものなど20種類以上の品種があるんですよ♪
今回は街でよく見かけるポトスの品種や、最新の品種を紹介していきます。
ポトスは、サトイモ科ハブカズラ属に分類される常緑性のツル性植物です。ツルを伸ばして生育する植物なので、背丈が高くなるわけではなく、ツルを支柱などに這わせたり、横に広がるようにして伸びていくのが特徴です。耐陰性に優れているため、室内でも育てやすいのも特徴です。
ポトスは観葉植物としても人気なので、さまざまな品種が出回っています。ポトスはとても丈夫なので、ツルを適当な箇所でカットして水挿ししておくだけでも簡単に増えます。
ポトスには約20種類以上の品種があり、葉色もさまざまです。斑入りのものや黄色がかった緑色をしたものなどもあります。
また種類とは別の話ですが、ポトスを育てていると「枝変わり」と呼ばれる現象が起きることがあります。突然これまでと異なる性質を持つ葉が表れ、その異なる葉が出て固定化したものが下記で紹介するような品種として扱われることがあります。またその中でも、葉が真緑色になることを「先祖返り」と呼びます。
和名では「黄金カズラ」と呼ばれます。ポトスといえば一般的にこのゴールデンポトスを指すことが多い定番品種です。ゴールデンポトスは、鮮やかな緑の葉に黄色の斑が入っています。光の強さによって斑の入り方が変化するといわれており、暗い場所に置いておくと斑が出にくくなり緑葉が増えるようです。
ポトス ライムは、ポトスの中でも黄緑色で明るい葉色が特徴の品種です。ゴールデンポトスと並び、ポトスの代表的な品種のひとつであり、流通量も多く比較的安価で市場に出回っています。
葉の色がもともと薄いため、葉焼けしやすいという難点がありますが、育てやすく株が増えやすいという性質を持っています。葉の色は基本的にはライムグリーンですが、不規則に斑が入ることもあります。
ポトス ライムには、ポトス ライムコンパクトという品種もあります。ポトス ライムと比べるとコンパクトで、葉の大きさは半分ほどの大きさです。鮮やかなライム色の葉の中にまだら模様が入っています。
小さいので、ハンギングプランツとして利用したり、テーブルの上や狭い場所に置いて楽しむことができます。
ポトス ステータスは、丸みのある大きな葉にウェーブがかかり、エレガントな雰囲気のポトスです。ポトス エンジョイの枝変わり種で、ポトスの王様のように美しいことから、上級を地位を意味する「ステータス」と名付けられました。
切り花やアレンジメント、ウェディングブーケの素材によく使用されています。茎も太く、根も丈夫で育てやすいので、一年を通して楽しめるポトスです。
ポトス エンジョイは他のポトスに比べると葉が小さく、成長も緩やかなので比較的コンパクトに楽しめる品種です。ポトス エンジョイは、インドの栽培農家で発見された枝変わり(突然変異)品種で、オランダに渡りそこから商品化されました。ゴールデンポトスなどに比べるとやや高価ですが、人気が高く流通量が多いことが特徴です。
ポトス エンジョイはは、これまでのポトスにはなかった斑の入り方をしているのが特徴で、まるで造花のようだと言われるほど美しい葉をしています。
ポトス マーブルクイーンは、昔からある斑入り品種のひとつです。一般的なポトスは緑色の葉っぱに白い斑が入っていますが、ポトス マーブルクイーンは白い葉に緑の斑が入り混じった珍しい葉色をした品種です。人気種のため流通量も多く、価格も安価です。光があたると白い葉っぱが反射して光る様子もおしゃれです。
しかし、斑入り種は葉緑体(光合成に必要な組織である緑色の部分)が少ないことから生長が遅かったり、直射日光に当たりすぎると葉焼けや根腐れを起こしやすい点があります。初心者の方には生育が難しい場合もあるので、育て方には気をつけましょう。
マーブルクイーンのような葉が白っぽい品種を育てる際は、土をやや乾燥気味にして育てると順調に育ちやすいです。
ポトス パーフェクトグリーンは、斑が一切入らない深緑色の葉が特徴の品種です。この品種の元となる品種は不明ですが、先祖返りして斑が消えてしまった原種に近いポトスだといわれています。
シンプルでシックな色合いなので、和洋問わずインテリアによく馴染むのが特徴です。斑入り品種に比べて丈夫で格段に生長も早いです。流通量は比較的多く安価なので、初心者でも育てやすい品種です。
ポトス グローバルは、ポトス エンジョイの枝変わり品種です。葉色は緑、ライム、白のコントラストが美しく、葉はエンジョイと同じく小型です。
深緑色の葉に黄緑色の模様がバランスよく混じるので、和洋、アジアンテイストなどどんなテイストの空間にもスッと馴染んでくれます。とても美しい品種ですが、現在では流通が完全に止まってしまっているようです。
ポトス ハッピーデーはゴールデンポトスを黄色っぽくしたような葉色で、斑が細かめに入る品種です。ポトス ハッピーデーは、ゴールデンポトスよりは斑が多く明るい印象を与えてくれます。斑入りですが、とても丈夫で育てやすいので初心者の方にもおすすめのポトスです。流通は少なく、まれに見かける品種です。
ポトス グリーンスクラッチは2020年3月下旬頃から販売されている新種のポトスです。細長くつやつやしており、白い葉色の部分に濃い緑がかかったような見た目の葉をしていますが、生長するにつれて葉は斑入りのミドリっぽくなってくるようです。
よく観察してみるとマーブルクイーンの枝変わり品種のようにも見えます。
ポトスは先祖返りという現象が起きるので、年数が経つうちに葉色や雰囲気が変わって行きます。そんなところも魅力のひとつですね。
ポトスには様々な品種があるので、好みの葉色や特徴を知って好みのものを選んでみてくださいね!
GreenSnap編集部