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近年少しずつ人気が出てきているビオトープは、大きな鉢にスイレンを入れて金魚を飼っているイメージがあるかもしれませんが、実はコンパクトかつおしゃれに楽しむこともできます。
このページでは、ビオトープとはなにかについてのほか、作り方やおすすめの水草、メダカの飼育方法、管理士などについても詳しくご紹介しています。ぜひご参照ください。
ビオトープは人気がでてきて園芸店などでもコーナーができてきましたが、まだまだ浸透していない言葉かもしれません。ビオトープとは、ひとことでいうと「生物生育空間」のことです。生物が住みやすいように環境に手を入れたもののことをいいます。
ビオトープ関連の資格はいくつかあり、ビオトープアドバイザー、主席ビオトープアドバイザー、ビオトープ管理士です。なかでもビオトープ管理士は、公益財団法人日本生態系協会が運営する資格です。
ビオトープ管理士には、計画部門、施工部門があります。4つの種類の資格があるので、自分がなにに興味があるのか、どのレベルまで学びたいのかで資格を取得するとよいでしょう。
ビオトープ作りに必要な道具は、以下の通りです。
水質浄化土を入れることで、ビオトープに必要なバクテリアが住み着き、水がきれいになるのでおすすめです。また小エビやタニシを入れると水がきれいになります。生物は好みで選びましょう。
ビオトープのレイアウトをきれいに見せるには、水を汚さない、ぬけ感を出すためなどの、いくつかのコツがあるので抑えておきましょう。
次に、ビオトープで育てられる水草や花の種類を紹介します。
水生植物としても有名なオモダカは水質浄化効果が高いので、清潔にビオトープを楽しむためにはおすすめです。白い花が咲きますよ。
小さな丸い葉が浮いてかわいらしく、ピンク色の花が咲きます
葉が小型なので小さめの鉢で楽しみたい方にはおすすめです。夏になると子株ができるので増やすこともできます。どんな水質にも適応しやすいので育てやすく、メダカとの相性も良い植物です。
スイレンはビオトープの主役になる花ですが、大きい植物なので大き目の鉢が必要です。スペースがある方は挑戦してみましょう。
金魚やメダカを売る魚屋さんでも、ビオトープコーナーがあることがあります。睡蓮鉢のような陶器製の鉢やプランターなどに水を入れてビオトープとし、湿地植物、浮葉植物、浮水植物などを入れて飾るほか、メダカなどを育てることもできます。
小規模ですがこれもビオトープといい、おうちのお庭などに置いている方も多いのです。
ビオトープのメダカに与えるエサは、フレークタイプにすると水が汚れにくく清潔に保てます。メダカのエサの量ですが、たくさん与えすぎると食べなかったエサが残り水が汚れてしまうので適量を守りましょう。目安としてはメダカが5分以内で食べきれる量が適量とされています。
たくさんメダカを入れて素敵なビオトープにしたいと思うかもしれませんが、メダカの入れすぎは注意が必要です。メダカが多いと酸欠になってしまい苦しくて死んでしまいます。
目安として1リットルあたり1匹として飼育してください。繁殖して増えることもあるので最初は少しのメダカから始めましょう。
メダカを入れる前は必ず水のカルキ抜きをしてください。塩素中和剤を使用するか、入れた水を一日放置しましょう。
ビオトープの中にはメダカの隠れ家になるような石などを入れてあげましょう。泳ぎやすいように水草の量も調整し、かたい水草だとメダカがぶつかってケガをすることもあるので、メダカと相性のよさそうな柔らかく適度な大きさのものを選んで入れてあげます。園芸店や魚屋さんで相談してみると良いかもしれません。
またメダカは冬はあまりエサを食べなくなり、隠れ家でじっとする性質があります。病気などではないのであまり心配せず様子をみましょう。
陶器製の鉢植えだと真上からしか見えないのでメダカの様子が分かりにくいかと思います。そんなときはガラスの容器に入れてビオトープを楽しむのがおすすめです。人気のテラリウムとして楽しめますよ。
透明容器であればあちこちから見て楽しむことができるので、インテリアとしてもおすすめです。
ぜひみなさんもビオトープづくりにチャレンジしてみてくださいね。
GreenSnap編集部