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チランジア・ウスネオイデス(スパニッシュモス)はアメリカ大陸を原産とする、パイナップル科チランジア属の多年草です。銀色がかった緑色の葉を茂らせて、30〜50cmの大きさに生長します。ウスネオイデスは乾燥につよいことから、管理のしやすいエアプランツとして人気の植物です。
今回はおしゃれな観葉植物のウスネオイデスの育て方についてご紹介します。
ウスネオイデスにはある程度湿度のある、日当たりと風通しのよい環境が適しています。ウスネオイデスは強い直射日光や乾燥を苦手としているので、真夏の日光や西日のあたらない場所に移動させてください。
ウスネオイデスは夜間に気孔を開けて空気中の水分を吸収します。この性質から週に1〜2回、夜になったら霧吹きで水をかける「ミスティング」をしてください。
また、1ヶ月に1回、ウスネオイデスを20〜25℃の水が張られたバケツに浸ける「ソーキング」も行いましょう。ミスティングで補いきれなかった水分を補給できます。ソーキング後は逆さに吊るして乾燥させ、株の中心に水がたまるのを防ぎます。
ウスネオイデスをはじめとするエアプランツは土を必要としないので、肥料を施さなくても元気に育ちます。葉つきがよくないと感じた場合のみ、春秋の生育期に月1回間隔で液肥を施しましょう。
チランジアなどの着生直物は、土に植え付けるのではなく、板やコルクにつけ、紐で束ねます。この場合、基本的に植え替えは不要です。
ウスネオイデスは病害虫への耐性が高いものの、まれにカイガラムシの被害にあうことがあります。葉茎に寄生して栄養を吸い取られてしまうので、見つけ次第歯ブラシでこすり落とすか、薬剤散布をして駆除しましょう。
ウスネオイデスは株分けで増やすのが一般的です。ウスネオイデスは開花のあと、そこから新しい根が生えて子株をつけます。この子株を刃物を使って分けて管理すれば、株が生長して増やせますよ。
ウスネオイデスは開花期である春の3〜6月に、5mmほどの黄緑色の花を咲かせます。夜になると甘い香りが周囲に漂い、見る者をリラックスさせてくれる花です。
ウスネオイデス(スパニッシュモス)は生長とともに茎や葉がどんどん長くなっていきます。インテリアプランツとして飾る際は、まず茎を飾りたい場所に吊るしてから葉を束ねていきましょう。
その際葉の結び目はきつくせず、少しゆるめに結んで束ねるのがコツです。
ウスネオイデスを観葉植物として楽しむ場合は、100均で購入できる円状のサークルハンガーに吊るすのがおすすめです。円状に吊るせば中央が開くことになるので、蒸れて枯死するのを防げます。
ウスネオイデスは水やりと日当たりに気をつけさえすれば、どんどん生長する植物です。土いらずで、インテリアとしても飾れるのは魅力的ですね。
GreenSnap編集部