warning
error
success
information
美しい花を咲かせるブーゲンビリアをよりきれいに楽しむには剪定が必要です。しかし、ブーゲンビリアの剪定はいつ、どのように行えばいいのでしょうか。
このページではブーゲンビリアの剪定についてご紹介。ぜひご参照ください。
ブーゲンビリアはオシロイバナ科ブーゲンビリア属の植物で、南アメリカ、中央アメリカ原産です。花期は春と秋で花の色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、白などがあり種類が豊富にあります。
ブーゲンビリアの剪定が必要な理由を説明していきます。
まずは見た目をよくするための剪定です。ブーゲンビリアはつる性のある植物のためどんどんつるを伸ばして、そのままにしておくと乱れてしまいます
また通気性をよくしてブーゲンビリアの健康を守るためにも剪定することがあります。多くの植物は湿気を嫌い、ブーゲンビリアも例外ではありません。
葉が密集してくると、通気性が悪くなり湿気がたまって病気になりやすくなったり、虫の被害にあったりします。
ブーゲンビリアの剪定に必要な道具は、ハサミです。剪定用ハサミがあればそちらをご使用ください。
ブーゲンビリアの剪定はいつしてもよいわけではありません。適する時期がありますので、その時期を守って剪定するようにしましょう。
適する剪定時期はその剪定方法によって異なります。
ブーゲンビリアでは剪定方法は一般的に次の2種類。間引き剪定と切り戻し剪定です。
間引き剪定の場合は、10月から11月に行ってください。
切り戻し剪定は6月から8月が行うのがよいです。
適していない時期にブーゲンビリアを剪定をしてしまうと、花つきが悪くなったり、ブーゲンビリアに負担がかかり弱ることもありますの注意しましょう。
間引き剪定の場合は、秋の花後がおすすめです。花後に間引くことで、翌年の花や芽が多くなります。切り戻し剪定の場合は、春の開花後がよいですよ。次の花芽が出る前に切り戻し剪定を行ってください。この期間に少し強めの剪定(しっかりと枝葉をカットすること)をすることで、次の花芽が出やすくなります。
ブーゲンビリアの剪定方法を見てみましょう。すでにご紹介したように、ブーゲンビリアの剪定は間引き剪定と切り戻し剪定の2種類があります。それぞれの方法をご紹介していきます。
透かし剪定とも呼ばれます。不要な枝を根元からカットし、残した枝の生長を促す目的で行う剪定です。すべての枝葉に栄養を与えるとどれも中途半端になってしまうことがあります。このようなことにならないように、枝葉を減らして必要なものにだけにすることで栄養が行き渡ります。
1.花がらをすべて落とす
2.残す枝、カットする枝を決める
傷のない元気な枝を残しましょう。
3.剪定をする
剪定は枝の根元から切り落とします。残す枝の横から出ている小枝などを間引くようにしましょう。
ブーゲンビリアは切ったところからすぐに新芽が出てきます。ボリュームを出したい場合は、枝の先端を切り落とすとそこからまた芽がでてくるのでおすすめです。
切り戻し剪定は強剪定とも呼ばれることがあります。こちらはブーゲンビリアの枝の先端を切って、新芽や花芽がでてくるのを促すためのものです。切り戻し剪定をすることで、ブーゲンビリアの花がくり返し咲かせることができます。
ブーゲンビリアは枝の先端に花芽を付ける特徴があるため、切り戻し剪定をするとブーゲンビリアが花芽を出そうとします。
1.花がらをすべて落とす
花柄がついている場合は切り落としていってください。
2.剪定をする
花後は葉のすぐ上のあたりで枝をカットします。細く垂れ下がっている枝など元気のないものは短めにカットしましょう。株の内側をすっきりさせるイメージで、通気性がよくなるように剪定してください。
間引き剪定でも切り戻し剪定でも、トゲを落としてください。トゲがあると剪定中に刺さることがあります。また、新芽や花芽を傷つけることもありますので、落としておきましょう。
ブーゲンビリアは挿し木で増やすことができます。挿し木とは、ブーゲンビリアの枝をカットして、その枝を別の場所に移植して育てて増やすことです。剪定したブーゲンビリアの枝を挿し木に利用することも可能です。
挿し木はいつでもできるわけではなく、6月から7月に行いましょう。傷のない健康な枝を選びましょう。ここからはブーゲンビリアの挿し木の方法についてご紹介していきます。
1.枝をカットする
ブーゲンビリアの健康な枝を切り口が斜めになるように10センチほどカットします。カットしたら枝の下部分の葉を落とします。
2.水に浸す
カットしたブーゲンビリアを水に1時間浸し、発根促進剤を塗ります。促進剤は持っていたらで構いません。
3.挿し木をする
用意しておいた挿し木用の鉢に枝を挿します。その後、土が乾燥しないように水やりを続けてください。
4.根が安定するまで半日陰で管理
根が安定するまでの1~2ヶ月は半日陰で管理します。あとは通常のブーゲンビリアのように育ててください。
ブーゲンビリアの剪定の注意点は、時期です。剪定時期を間違えてしまうと、花が咲かなくなることがあります。剪定時期の6月から8月、10月から11月をしっかりと守りましょう。
剪定をした枝を使って挿し木をすることもできます。自宅で増やしたブーゲンビリアは愛着がより一層湧と思うので、ぜひ挑戦してみませんか。
GreenSnap編集部