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クリスマスツリーの代用にもなるゴールドクレストは、見た目がとてもきれいで庭木としても人気があります。黄色や黄緑に見える葉が魅力的ですが、大きさや形を整えるためには剪定が必要。ここでは、そんなゴールドクレストの剪定方法をはじめ、時期やコツ、注意点などについてご紹介します。
ゴールドクレストは、コニファーの一種。華奢な葉に黄緑色の葉が美しくガーデニングで人気です。ゴールドクレストを育てていく上で、剪定は重要となります。しかし、なぜ剪定をするのでしょうか。その理由は次のものがあげられます。
ゴールドクレストは湿気を嫌います。成長して葉が密集してくると、通気性が悪くなり湿気がこもることが。湿気の多い状態で育てると、ゴールドクレストが根腐れを起こしたり、病気になる心配もあります。湿気がこもらないように剪定する必要があるのです。
ゴールドクレストはバランスをよくするために剪定します。綺麗な三角形の形にしたいですよね。見た目が乱れてきたら剪定をして形を整えます。しかし、単なる見た目のバランスだけで剪定するわけではありません。
ゴールドクレストは根を浅く張る植物。その割には、樹高が高い特徴があります。そのため、強風でゴールドクレストが倒れる心配があるのです。風で倒れないようにバランスをよくするために剪定が必要となります。
成長して葉が密集してくると、虫の存在に気が付きにくくなります。ゴールドクレストにはハダニ、アブラムシ、カイガラムシなどがつくことが…。すぐに虫の発生に気が付けるように、日頃から虫がつきにくい環境にするために剪定を行う必要があります。
ゴールドクレストの剪定に必要な道具をご紹介します。
一般的な剪定ばさみを使うと、金属があたった部分が赤く変色してしまいます。ゴールドクレストのストレスにもなりますので、ハサミはなるべく使わないようにしましょう。ゴールドクレストであれば、手で剪定が可能です。どうしてもハサミを使う場合はチタン製のものにしてください。
剪定した枝葉は処分せずにスワッグにしたり、アレンジメントに使ったりすることもおすすめ。
ゴールドクレストはいつでも剪定ができるわけではありません。剪定に適した時期は、3月から6月と、9月から10月です。暑い時期と寒い時期を避けて剪定してください。
夏に熱がこもらないように剪定したいと思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、夏の剪定は不向きです。ゴールドクレストは夏の暑さを苦手とする植物。この時期に剪定をしてしまうと、弱ることがありますのでご注意ください。
梅雨になると湿気が出ますので、その前の3月から6月に剪定するのがおすすめです。9月から10月に剪定する場合は、すでに湿気の多い時期を過ぎているため、形を整える程度の簡単な剪定で問題ありません。
ゴールドクレストの剪定方法についてご紹介していきます。
3月から6月の剪定では、だいたいの大きさを決めて、主幹(中心にある太い茎のこと)をカットします。ここで高さを制限し、あとは伸びた枝葉は手で取ってください。
9月から10月の剪定では、飛び出した枝葉などがあれば、手で飛び出した部分を摘み取る程度で問題ありません。形を整えるような感覚で剪定してください。
芯摘みとは、摘芯(てきしん)とも呼ばれます。こちらは成長を促すための剪定作業の1つ。芯と呼ばれる芽の先端を摘み取ることです。
長く伸びている部分の芽を手で摘み取ります。ハサミではなく手で作業ができますよ。形を整えながら芯摘みをすることで、さらにゴールドクレストが成長して元気になります。
ゴールドクレストの剪定の注意点についてご紹介します。
すでにご紹介したように、ゴールドクレストには剪定に適した時期がありますので、その時期に行うようにしてください。
すでにご紹介したようにハサミを使うと葉に当たった部分が変色して傷んでしまいます。ゴールドクレストの負担になり、弱ることも。基本的に手で剪定ができますので、ハサミを使用しないようにしましょう。どうしてもハサミを使う場合はチタン製のものをお選びください。
やみくもに剪定をしていると変な形になることが。まずは仕上がりイメージを決めておき、全体をこまめに見ながら剪定をしてください。
ハサミを使わない剪定ができるので、手軽です。剪定時期を守って、金属製のハサミを使わなければ簡単に剪定ができますよ。見た目もよくなり、イキイキとするはずですので、ぜひチャレンジしてみてください。
GreenSnap編集部