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スーパーの野菜コーナーで必ずといっていいほど見かける人気の野菜、トマト。そんなトマトですが、実は大きさや色、味は種類や品種によって大きく異なります。ここではトマトの大きさを大玉、中玉、小玉に分けて、代表的な有名品種の名前と特徴などをご紹介します。
また、豊明花き市場おすすめの2023年注目の品種についてもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
トマトは、ピンク系、レッド系、緑色系の3種類の色に分けられます。
ピンク系 | 薄い赤色やピンク色をしたトマト。甘みと酸味のバランスが優れており、皮が薄く香りが弱いのが特徴。生食に向いている。 |
レッド系 | 濃い赤色が特徴で、酸味が強く、トマト独特の香りが特徴。日本では加工用に栽培されることが多いが、欧米では生食用として人気が高い。 |
緑色系 | 白、黄、緑、褐色など、さまざまな品種があり、熟しても緑色のままの品種もある。酸味が強いため、サラダなどに向いている。 |
トマトは世界中に10,000種類を超える品種があり、日本では約300種類ほどが栽培されています。品種によって、色や形、大きさや味の特徴もさまざまです。新しい品種がどんどん生み出されており、生で食べるものや加工用にする品種などにも分けられています。
トマトは重量によって、以下の通り大きく3つの種類に分けられます。
大玉トマト | 重さ150g以上 |
中玉トマト | 重さ40〜150g |
小玉トマト | 重さ40g以下 |
大きさごとの代表的な品種は以下の通りです。
市場に出回っている大玉トマトのほとんどが桃太郎トマトです。桃太郎トマトはシリーズ化しており、現在では20種類を超える桃太郎シリーズが出回っています。
甘みが強く、適度が酸味が特徴で、気温が下がり始める9月にはさらに甘みが増していきます。桃太郎トマトは真っ赤に見えますが、こちらはピンク系のトマト。生食で食べるのがおすすめですよ。家庭菜園用の品種もあるので、自分で育てたい方はぜひ選んでみてくださいね。
サターンは、トマト独特の少し酸味のある青臭い風味がある品種です。昔ながらの風味は、発売されてから20年以上経った今でも人気が高く、桃太郎と並んで大玉トマトを代表する品種です。
サンロードは病気に強いことが特徴のトマトです。甘くておいしいですが、実が硬い特徴があります。そのため、生食だけでなく加工して利用されることが多い品種です。
こちらもとても有名でスーパーに流通するトマト。桃太郎トマトと比べるとやや小ぶりですが、大玉トマトに分類されます。とがった先端が特徴的で、日持ちするので、生食にも加熱調理にもどちらにも向いています。
パルトは、果肉がしっかりと硬いので、加熱しても崩れにくいのが特徴です。
フルーツトマトのような甘味のあるトマト。皮が薄く、食べやすいとされています。リコピンが多く含まれている特徴も。生でももちろん食べられますが、火を通してもおいしいトマトです。
あまうまトマトとも呼ばれるほどの甘いトマト。お尻がとがっている特徴がある中玉です。ジュルッとしたゼリー状の部分が少なく、苦手な方でも食べやすいと人気。
実が硬いトマトで食べ応えがあります。濃い赤色で、筋が入る特徴もあります。糖度が高いため、生食がおすすめです。
ピンキーカクテルは、とても皮が薄いことが特徴です。皮が口に残りにくく、トマトの皮が苦手な方でも食べやすいのが特徴です。糖度の酸味のバランスがよく、味の良さが自慢のトマトです。
トマトバイキングではよく見かける小玉トマト(ミニトマト)の一種。甘味が強いため、よく好まれます。お弁当やサラダに加えると彩りもよくなります。
大きさがとても小さいトマトでなんと1cm前後です。赤やオレンジなど色とりどり。サラダの色どりに利用されますが、お味もおいしいと評判です。
千果は、小玉トマトの中でもメジャーな品種で、スーパーやホームセンターでもよく出回っています。濃い赤色のまん丸でツヤのある実は、食感がよく美味しいことが特徴です。
濃いシマ模様が入った小玉のトマト。糖度が高い特徴があり、リコピンも豊富に含まれています。硬いため、煮込み料理にもおすすめです。味に若干クセがあります。
豊明花き市場の青木さんが選んだ、2023年注目の品種をご紹介します(※おすすめの品種は、毎年変わります)。
「キッチンキャンディ」は、狭いスペースでたくさんの実を収穫できるミニトマトです。葉は厚みがあり、ケールのように少し縮れているのが特徴です。
また、暑さにも寒さにも強く、さらには病害虫にも強いためとても育てやすく、家庭菜園初心者の方にもおすすめの品種です。
キッチンキャンディは横ではなく縦に成長していくためとてもコンパクトに収まります。おうちに庭や畑のないマンション住まいの方でも、ベランダなどの省スペースで十分に栽培を楽しんでいただけます。
糖度が8%を超えるトマトはフルーツトマトと呼ばれ、フルールのように甘くて美味しいのが特徴です。トマトが苦手な方でも食べやすいので、近年では人気が高まっています。しかし、単純に糖度が高いと美味しいわけではなく、トマト特有の酸味とのバランスが重要です。
トマトには色や大きさなど、様々な種類があります。種類によって糖度や硬さも異なるため、生食に向いているか、加熱調理に向いているかなどの違いもあります。
種類によって味もさまざま!スーパーにはたくさんの品種が販売されているので、好みの品種を選んで食べ比べてみてくださいね。
青木文郷
GreenSnap編集部