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さまざまな料理に利用されるタマネギはいつ頃から広まったのでしょうか。また、花言葉も気になりますよね。
このページでは、タマネギの花言葉をはじめ、由来や花期、花の特徴などを紹介しています。これからタマネギを自宅で育ててみたい方もぜひご参照ください。
剥いても剥いても存在するタマネギの皮を永遠の象徴とし、古代エジプトではミイラづくりにタマネギを使用しました。ミイラづくりでは、腐敗をさせないために、事前に眼球をくり抜きます。しかし、それでは目がくぼんでしまうので、対策としてタマネギを眼球の代わりに用いたといわれています。ミイラは不死の象徴ということから「不死」という花言葉がつけられました。
タマネギの皮の特徴が由来していて、多くの皮に包まれてなかなか中身があらわれないことが「永遠」をイメージさせたのでしょう。
タマネギは英語でオニオン(onion)、これはラテン語の「unio」から由来しています。「unio」は「真珠」という意味で、丸くて白く美しい見た目をしています。真珠は露出しておらず、貝の殻におおわれている特徴がタマネギに似ているため、真珠が由来したと考えられます。
また、タマネギは栄養豊富で、古くから薬効が認められてきました。そのため「真珠のような神秘的な力のある野菜」とされたという由来もあります。
タマネギはとても歴史ある野菜で、現存する最古の栽培植物の1つとされています。しかし、日本に入ってきたのはずいぶん最近のことです。
日本はかつて鎖国をしていたため、海外の食材や野菜がなかなか入ってきませんでした。江戸時代末期に長崎県にタマネギが伝わりますが、当時は観賞用としての栽培のみでした。明治に入って、ようやく札幌で試験栽培されるようになり、ここからようやく本格的に野菜としての栽培が始まります。
その後、国内に洋食が広まったことでタマネギの需要が高まりました。さらに、タマネギは日本の気候にも適していることから、現在のように広く知れ渡り受け入れられました。
タマネギの花はネギの花にとても似ていて、丸く密集して咲く特徴があります。タマネギの花期は6月から9月で、ふわふわとかわいらしい様子からネギボウズと呼ばれることもあります。
この呼び名は、タマネギのことを指すわけではなく、ネギ全般の花のことです。
タマネギは実を食べていると思われがちですが、正確にはタマネギの茎が肥大化した鱗茎(りんけい)と呼ばれる部分を食べていることになります。
タマネギの種類についてご紹介します。
一番多く流通しているタマネギで、スーパーで見かけるものもこちらです。皮が茶色い特徴があり、辛味が強いですが、炒めると甘くなります。収穫後、1ヶ月程度乾燥させてたものが出回ります。
レッドオニオン、紫タマネギと呼ばれます。辛みがなく、目や鼻への刺激が少ないため、調理しやすく子どもでも食べやすい種類のタマネギです。
新タマネギと呼ばれることもあり、薄く白っぽいタマネギです。これは黄タマネギを早採りしたもので、水分が多い特徴があります。
スーパーなどには3月から5月の間に出回り、通常の黄タマネギよりも価格が高くなっています。
タマネギは栄養が豊富なのでさまざまな料理に活用して美味しく食べたいですね。硫化アリルは刺激の成分となりますが、熱をくわえることで甘味が増す特徴もあります。
また、生では刺激が強くて苦手な方も、水に浸すことで食べやすくなります。タマネギサラダは体によくておすすめです。地植えはもちろんですが、プランターでも育てられるので挑戦してみてください。
GreenSnap編集部