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お花見の時期はとくに周囲の目をひきつけるしだれ桜(枝垂れ桜)。ソメイヨシノなどとは違う魅力がありますよね。桜にはそれぞれ種類で花言葉が違うことも有名です。しだれ桜の花言葉も気になりますよね。
このページでは、しだれ桜の花言葉をはじめ、花期や特徴を紹介します。お花見でしだれ桜の名所に行ってみたい方もぜひご参照ください。
しだれ桜の花言葉は、「ごまかし」、「優美」、「円熟した美人」です。
桜というとやはりピンクの美しい様子が思いつきますよね。しだれ桜はソメイヨシノなどと異なり、垂れ下がる特徴があります。年を重ねて、こうべを垂らし、より美しく振舞う人のように見えたのではないでしょうか。このことからしだれ桜には「円熟した美人」という花言葉になりました。
枝垂れた枝からいっぱいに花を咲かせる様子はとても見事です。このことから「優美」という花言葉がつけられています。この2つの花言葉はしだれ桜の見た目の美しさを表現しています。
しかし、「ごまかし」とは少し変わった花言葉ですよね。こちらの由来についてご紹介します。
しだれ桜はうつむいているようにも見える様子がまるで自分を偽っているように見えたことから、「ごまかし」というネガティブな花言葉がつけられたと考えられています。
しだれ桜の別名であるイトザクラという名前は、枝が糸のように垂れていることからつけられた名前です。
しだれ桜は歴史ある植物で、平安時代にはすでに日本で親しまれていたようで「しだり櫻」、「糸櫻」と記載された文献があるようです。
また、しだれ桜が枝垂れる由来は突然変異だとされています。植物のホルモンである「ジベレリン」が何かしらの理由で不足すると、枝の上部の組織がしっかりと形成できなくなります。そうすると枝が伸びるとその重力に耐えられなくなり、枝垂れたと考えられています。枝垂れるかどうかは遺伝的には劣性であるため、しだれ桜の子であっても、枝垂れるとは限りません。
しだれ桜の花期は3月下旬から4月上旬で、ソメイヨシノよりも約1週間ほど早く咲く特徴があります。花の色はピンク、白、赤で、しだれ桜の品種によっても花の色は異なります。
さらに、しだれ桜の特徴として寿命が長いことも挙げられます。福島県にある「三春滝桜」というしだれ桜は、樹齢1000年を超える老木として有名です。
しだれ桜は厳密にいうと枝垂れた桜の総称で特定の種類の名前ではありません。では、しだれ桜にはどんな種類があるか紹介していきます。
4月上旬に開花するしだれ桜の一種でピンク色の花を咲かせます。漢字で書くと「八重紅枝垂」。こちらは八重咲きする品種のため遠くからみてもとてもボリューミーで美しい花が特徴的です。
生長すると5メートルもの大きさになるヤエベニシダレは、1895年に平安神宮に150本献上されていて、現在も見ることが可能です。
千葉県鴨川市の清澄寺にあったことから命名されました。4月中旬に白い花を咲かせます。
3月下旬に開花するしだれ桜の一種です。エドヒガンという桜の変種と考えられおり、濃い紅色をしているためこのような名前となりました。
静岡県の三嶋大社のしだれ桜は水面に写りこむ様子が美しいと評判です。しだれ桜の季節にはお花見で花や花言葉を楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部