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お花見の時期にひときわ目立つサクラは八重桜ですよね。ボリュームがあり美しい日本を代表する桜です。
このページでは八重桜の花言葉をはじめ、花期や由来などをご紹介しています。
八重桜の花言葉は「理知に富んだ教育」、「豊かな教養」です。
「豊かな教養」はシダレザクラの花言葉と一緒で、サクラが一般的に入学、卒業シーズンに開花することが由来していると考えられます。
学校という教育の場を想像することからこのような学名になったとされます。さらに、通常の桜よりも花弁の枚数が多い八重咲の桜である八重桜。このことから、「理知に富んだ」、「豊か」という表現がつけられたのでしょう。
八重桜は八重咲のサクラなので、このように呼ばれます。サクラ以外でも八重咲種はありますよね。いわゆる花弁が多くボリューミーな花のことです。しかし、八重咲の意味とは何でしょうか。
そもそも一般的なサクラの花弁は5枚です。これを一重咲きとします。サクラであれば6枚以上花弁があるものを八重咲と分類します。より細かく区別をすると、6枚から15枚花弁を「半八重咲」、20枚から70枚の花弁を「八重咲」とします。さらに、100枚以上のものを「菊咲」と分類します。サクラと菊は別の植物ですが、菊には花弁が多いので、このような表現をしているのでしょう。
ちなみに、兼六園菊桜という種類の八重桜がありますが、花弁が300枚もあるそうです。咲き方に細かな区分はありますが、「通常種よりも花弁が多いものを八重咲と呼ぶ」と覚えておきましょう。
八重桜の花期は、有名なソメイヨシノとは少しずれています。ソメイヨシノよりも八重桜は開花が1週間から2週間ほど遅いです。ソメイヨシノが散り出す時期にちょうど開花を始めるのが特徴です。
関東や関西では八重桜のピークは4月以降で、一般的に4月下旬から5月上旬が花期となります。ゴールデンウィークが見頃になることが多いので、名所で楽しみたいですね。八重桜は他の桜と比べ、開花期間が長い特徴があります。また、八重桜は花弁が大きいことから、花は大きくこんもりとしたやさしい印象があります。
八重桜の中にもいくつか種類があるので紹介します。
寒山、セキヤマと呼ばれる八重桜で、桜漬けの原料として使用される桜です。またサクラアンパンなど桜の塩漬けとして利用されることもあります。
見た目の美しさや花弁の丈夫さから食用にされたと考えられます。八重桜のなかでは多く植えられている種類で環境の変化に特徴があります。育てやすいので、学校の校庭や公園などに植えられているのをよく見かけます。花弁の枚数は20枚から40枚でとてもボリュームがあります。花期は4月下旬から5月上旬です。
花弁が大きい特徴のある八重桜です。大きいものだと花弁が5センチほどになることもあります。イチヨウは花弁の内側が白い特徴もあり、角度によっては白い花のように見えます。春には開花し美しいサクラで楽しませ、秋には紅葉が楽しめる1つで2度嬉しい植物なのです。
ピンクの花弁の八重桜ですが、こちらは花期の終盤になると花弁が白くなっていく特徴があります。二度楽しめる八重桜として有名です。
また、通常サクラの花弁はパラパラと散りますが、フゲンソウの場合はツバキのように花冠がそのままポトッと落ちます。
下向き加減に花を咲かせる特徴がある八重桜です。控えめで古風な印象を持たせる種類で、漢字で書くと「妹背」です。
雄しべが2本あり、2つの果実が仲良く寄り添っているように見えることから、夫婦やきょうだいという意味を持つ「妹背」となったといわれています。
また、学生時代を思い出させる花言葉を持っています。ぜひお花見の際は学生時代のことを思い出しながら楽しんでくださいね。
GreenSnap編集部