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観葉植物は、育てる種類選びも重要ですが、じつは鉢選びも同じくらい大切です。観葉植物の種類や大きさによっては、鉢の素材に向き不向きがあるので、適切に選んで大切に育てましょう。
今回は、観葉植物の種類や大きさに合わせた鉢の選び方をご紹介します。
観葉植物は室内で育てるものが多いですよね。家の中のインテリアとの兼ね合いもあるため、鉢選びで悩む方も多いかと思います。ここでは、観葉植物の鉢の選び方を3つの視点でご紹介します。
観葉植物には大きく、乾燥を好む観葉植物と、多湿を好む観葉植物のふたつに分けられます。鉢を選ぶときは、観葉植物が好む環境にあった素材の鉢を合わせましょう。
鉢の素材の種類は、ページ下部に詳しくまとめているので、チェックしてみてください。
例えば、テラコッタや木材の素材の鉢は、通気性がよいので、「パキラ」や「ウンベラータ」などの乾燥を好む観葉植物が向いています。
逆にプラスチックや陶器、ブリキ素材の鉢には、「アジアンタム」や「カラテア」などの多湿を好む観葉植物に向いています。
鉢の大きさは植物を育てる上で重要です。観葉植物に対して鉢が大きすぎても小さすぎてもいけません。
また、「サンスベリア」などの高さのでる植物に対して浅い鉢を選んだり、「ユッカ・エレファンティペス」などの重量のある植物に対して、プラスチックやブリキなどの軽い素材を合わせると、安定感が失われて転倒する危険があるので、気をつけましょう。
植え替えのときには、これまで育てていた鉢の一回り大きいサイズを選ぶといいですよ。
鉢の大きさは、「号」表記されることがほとんどです。1号は3センチと覚えておくと良いでしょう。6号であれば18センチの横幅です。一般的な鉢は高さも幅も同じことが多いです。苗よりも1~2号大きな鉢を選ぶことをおすすめします。
鉢の置き場所で選ぶのもおすすめです。室内のインテリアや雰囲気に合わせて鉢のデザインや形、色を選んでみてください。
周囲に他の観葉植物がある場合、その鉢と統一感を持たせた方がインテリアとしても良いですよね。周りとなじませることも選ぶポイントの1つです。
では、実際に観葉植物の鉢の種類はどんなものがあるのか、素材の種類で見ていきましょう。素材によって、長所と短所があるので、前述の鉢の選び方を参考にしながら考えてみてください。
陶器はずっしりと重いので、安定感があります。安定感がある反面、日当たりのよい場所に移動させるなどしたい場合は、重くて動かしにくいことがあります。
また、陶器なので割れやすいです。見た目がインテリアとなじみやすいものが多いのも陶器鉢の特徴です。陶器製の鉢植えは多くあり、デザインが豊富です。比較的に好みのものが見つかりやすい素材です。塗装されているものも多く、汚れがつきにくい特徴があります。
テラコッタとは素焼きのことです。土でできているため、植物となじみが良いです。目に見えない小さな穴が無数に開いているため通気性、排水性が良好です。
しかし、テラコッタは割れやすいので根が成長すると割れたり、鉢がかけたりする可能性もあります。耐久性は高くないため、数年たつと自然と割れることもあります。見た目は単色のものが多く、シンプルな見た目をしています。ナチュラルな雰囲気が好きな方に好まれます。
木製の鉢はナチュラルな印象を与えてくれ、庭や室内にもよく合います。鉢も木材(植物)でできているので、観葉植物との相性はいうまでもありません。
通気性、排水性が良いですが木材なので腐るデメリットもあります。水やりの頻度が高い植物の場合は不向きです。DIYで作りやすく、オリジナル性を表現しやすい素材です。
木材をどうしても使いたい方は、鉢カバーをして使用することをおすすめします。
プラスチックの鉢は軽くてデザインも豊富です。100円ショップでも販売されているほどで、軽くて移動させやすいです。
通気性がよくないため、根腐れしやすいことがあります。熱が伝わりやすく、夏に日差しを浴びると土があたたかくなりやすいです。反対に冬の場合は土が冷たくなりやすく凍ることもあります。
ナチュラルな印象で雑貨屋さんのような雰囲気を表現してくれるのがブリキ鉢です。
しかし、熱がこもりやすいデメリットがあります。夏場の直射日光があたる場所にはおすすめしません。さらにブリキは通気性がよくないため、根腐れする可能性もあります。鉢としての機能性はよくありませんが、見た目のおしゃれさは抜群で100円ショップでも売られています。
観葉植物の鉢をデザイン重視で選ぶと、プラスチックであれば通気性が悪かったり、多湿を好む植物をテラコッタの素材の鉢に植えたかったり、組み合わせがよくない場合もあります。
そういったときは、観葉植物の土の配合を工夫してみましょう!
市販の観葉植物用培養土に対して、下記を参考に土の配合を整えてみましょう。
ブリキ、プラスチック、陶器、テラコッタなどそれぞれの素材でメリットやデメリットは異なりますが、どれも注意しながら育てれば問題はありません。ぜひお気に入りの鉢にいれて観葉植物を飾ってみてください。
GreenSnap編集部