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コアラが大好きなユーカリ。ユーカリの花言葉には乾燥地帯で頻繁に発生する山火事で燃えてしまっても真っ先に再生していくユーカリの再生力などにちなんでつけられています。風邪やウイルス効果、防虫効果などさまざまな効能を持つ植物です。
今回はユーカリの花言葉や特徴を紹介していきます。
ユーカリの花言葉には、「再生」「新生」「思い出」「記憶」「慰め」「追憶」などがあります。
ユーカリはオーストラリアの全森林面積の中では約100万分の1程度となっていますが、この樹の樹上ではコアラが生育しているなど、オーストラリア原産の固有種を守るための大切な樹です。
オーストラリアは乾燥地帯が多く、山火事が頻繁に発生するので山火事が起きるごとにユーカリの森は失われてしまいます。
しかし、ユーカリの種は山火事を経験した後の降雨によって発芽し、焼けた森の中から真っ先に再生していく植物もユーカリでなので、これにちなんで「再生」や「新生」といった花言葉がつけられたようです。
オーストラリアを中心に分布している常緑性の高木で、日本には1875年ごろに渡来し、街路樹や切り枝(生け花)として利用されてきました。葉には芳香があり、ポプリやアロマオイルに使われます。品種や変種が多く、柑橘系の良い香りがするレモンユーカリや、銀白色で円形をした葉を持つ「ギンマルバユーカリ」など品種や変種が多く見られます。
ユーカリの名前の由来ですが、学名の”Eucalyptus”を英語で発音した時の「ユーカリプタス」が語源です。”Eucalyptus”はラテン語ですが、これはギリシャ語で「よく」や「誠に」を意味する”eu”と「覆った」を意味する「Kalyptus」から成り立っています。これを直訳すると「よく覆われた」「よく包まれた」という意味になります。
これは、ユーカリのつぼみがガクと花弁がくっついて、蓋で覆われた形状をしていることや。乾燥地帯でもよく育ち、一面を緑で覆うところから、このような名前になったといわれています。
ユーカリの葉や花の特徴についてご紹介します。ユーカリの葉は、品種によって形状が異なり、細長いものや丸形のものなどがあります。一般的にオーストラリアで自生している品種では細長い形状のものが多く、葉色はシルバーがかった緑色をしています。
ユーカリはシンボルツリーとして育てる方も多く、シルバーがかった葉色(銀葉)がおしゃれな木々でもあるので、観葉植物としてお部屋のインテリアの一部として育てたり、高木になることや、香りがよく開花時期は見ごたえのある花が咲くことから、お庭のシンボルツリーとして栽培を楽しまれる方も多いようです。
ユーカリはアロマオイルとしての効能があります。特に呼吸器系のトラブルには欠かせないアロマオイル(精油)で強力な殺菌作用があり、抗ウイルス、消炎、去痰作用にも優れています。
風邪やインフルエンザ、花粉症などの予防や症状の緩和に効果を発揮します。ユーカリの葉の主成分である1.8-シネオールが免疫力を高めることや室内の殺菌消毒にも効果的なので、普段からディフューザーなどで香りをお部屋に広げておくだけでも感染症予防につながります。
またユーカリのアロマオイルは、ダニやノミ、ハエ、蚊などの駆除に役立つ香りをもち、自然由来の防虫剤にもなります。夏場、ユーカリのアロマオイルを配合したアロマスプレーをひと吹きしたり、ダニが繁殖しやすいカーペットや布団掃除の際にスプレーするとダニやノミを寄せ付けない効果があるといわれています。
その他、ユーカリオイルはミントに似たスッと爽快感のある香りがあるので、心身のリフレッシュや集中力アップの効果も期待できます。
ユーカリはコアラの餌としても知られる有名な樹木です。原産国はオーストラリアです。
品種は非常に多く、一口にユーカリといっても600種類以上で、さらに変種なども含めると800~1000種類以上もあるといわれています。
なぜこれほどまでに変種が多いのかということですが、ユーカリは花をたくさん咲かせることでも知られています。種を多く放出し、成長する際に変種が生まれやすいために多くの品種が生まれたと考えられています。
品種や変種が多いユーカリですが、そのうちコアラが食べるのは12種類ほどです。
そしてユーカリの樹は毒性が強いことが知られており、特に若葉は毒性が強いため、コアラもそれを知って、ある程度生長したユーカリの木の葉しか食べません。
ユーカリは風水学的にも「気」の強い植物です。玄関などに置くと明るい印象をもたらしてくれたり、香りのよい葉っぱが疲れや不安を癒してくれます。庭木としてもインテリアとしてもおすすめの木です。
GreenSnap編集部