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蓮は、日本全国の水辺などで見ることが出来る、水生植物植物です。根はレンコンとして食べられることでも有名です。仏教では極楽浄土に咲く花とされてきました。蓮の花が仏具の模様に描かれていることも多いのはこのためです。
この記事では蓮の花言葉を始め、名前の由来や種類などもご紹介します。
蓮の代表的な花言葉は、「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」「離れゆく愛」「救済」です。
泥水を吸い上げながらも、美しい花を神々しくも咲かせるその姿に由来しているといわれます。仏教ではその様子を、仏の智慧や慈悲の象徴としました。
花を午前中に咲かせ、午後には花を閉じてしまう様子が由来しているといわれています。
仏教では蓮はもっとも神聖な花とされています。生まれたばかりのお釈迦様が初めて歩きだしたときに、足跡から開花した蓮の花の上に立ち「天上天下唯我独尊」と言ったことが由来しているといわれています。
蓮の花は短い夏の間、それも午前中に咲き、数日で散ってしまうという儚い性質に由来しています。
花の中心部分がハチの巣に似た構造になっていることから「ハチス」と呼ばれ、それがなまって「蓮」になったといわれています。
夏になると白やピンク色の花を咲かせる蓮。日本でも古くから親しまれてきていて、奈良時代にはすでに観蓮会が開催されていました。歴史的な寺院の池などでも、蓮の花をよく見かけることができます。
水の底に塊茎(カイケイ)という大きな根をつくり、そこから茎を伸ばして生長します。根はレンコンとして食用されますが、観賞種の根は細いため食用には利用されません。
ハスには花や葉、根などにも効能があるといわれ薬草として使われていた歴史がありますが、一番強力な効能を持っているのは実だということはご存知でしょうか。あまり馴染みのないハスの実ですが、素晴らしい栄養価と効能を紹介していきます。
ハスにはビタミンB1がたくさん含まれていて、だるさや食欲不振を解消してく疲労回復の効果があります。
カリウムは体の中の余分な塩分の排出を促す効果があるので、むくみ予防に効果的です。
ハスの実にはこれらの栄養の他にも食物繊維も豊富に含んでいるので、便秘の解消や予防などにも効果があります。また女性特有の月経痛などにも効果が期待できます。食べ方は熟していない柔らかい物なら生で食べることができますし、熟して黒くなった物は火を通して食べることができます。嬉しい効能ばかりなので、もしハスの実にチャレンジしてみてください!
蓮はレンコンとして流通する「食用蓮」と、観賞用の「花蓮」の2種類があります。花ハスはヌシフィラとルテアの2種を中心に、交配種が100種類以上もあるといわれています。花の咲き方が、一重咲き、八重咲きなどあります。大きさも25cm以上の大型のものまであります。
ここでは、蓮の代表的な種類をご紹介します。
アメリカに分布する黄色い花を咲かせる品種です。アメリカハスとも呼ばれます。
世界最古の蓮として知られます。2000年以上前の地層で発見された種から発芽し、二千年蓮と呼ばれています。
草丈40cmほどにしか生長しない、最小種といわれています。
奈良県の法華寺が名所の蓮。花の縁がピンク色をしています。
山口県の西円寺が名所の蓮。白色の八重の花を咲かせます。
蓮は様々な花言葉の意味を持っていますが、古くから食用としても観賞用としても親しまれている植物の一つです。茶碗蓮という小型の品種もあり、自宅で育てることもできるんです。凛とした神々しい花を夏に楽しむことができます。
水を腐らせないように管理すれば、簡単に育てることができます。是非プレゼントにも蓮を選んでみませんか?
GreenSnap編集部