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セキショウ(石菖蒲)は、日本全国の水辺などで見ることが出来る、日本原産の植物です。寒さにも強く、とても育てやすい植物です。日本庭園や盆栽、アクアリウムを彩る植物としても知られています。根は古くから薬用として使われてきました。
この記事ではセキショウ(石菖蒲)の花言葉を始め、名前の由来や効果効能などもご紹介します。
セキショウはある意味とても変わった植物です。それは花が美しくないとされ、花言葉がないからです。これは、学名のAcorus（アコラス）が「a（否定）」と、 「coros（装飾）」という意味のギリシャ語が由来しているといわれています。
[別名]アコラス、アコルス、石菖蒲（イシアヤメ）、根絡（ネガラミ）、石菖（セキショウ）
科・属：ショウブ科（サトイモ科）・ショウブ属
性質・分類：多年草
原産地：日本から東アジア
開花時期：5～7月
花色：白色、黄色、緑色
用途：庭園、公園、盆栽、アクアリウム、シェードガーデン
セキショウ(石菖蒲)は水辺に群生する多年草です。川辺や湿地で自生する姿を見ることが出来ます。5月ごろから7月頃に、花を咲かせます。花よりも葉の姿が観賞価値が高く、池などの景観を整えるために利用されることも多いです。日本庭園や盆栽でも良く利用されます。
石菖あるいは石菖蒲と表記しますが、どちらも正解です。
太く固い根が地表に匍匐して広がります。川辺の石に絡まり群生する姿が、石を抱いているように見えるため「石を抱く菖蒲」という意味で名前が付けられました。
セキショウの根や葉は、古くから生薬として利用されてきました。干した根を煎じて飲むと神経痛や痛風、物忘れの改善に効果があるといわれています。ここでは代表的な効果効能をご紹介しまします。
セキショウの根は、漢方では古くから鎮痛・鎮静・健胃に効果があるといわれています。生薬として粉末状に加工されています。
「頭をよくする薬」としても知られています。記憶力や学習能力を上げる効果があるという研究結果もあるそうです。
セキショウに含まれている芳香性精油成分は、血行促進・鎮静・保湿効果があります。日本では、入浴剤としても利用されてきました。
セキショウは非常に育てやすい植物です。乾燥さえさせなければ、枯れることはありません。初心者でも育てやすくおすすめの植物です。ここでは育て方のポイントをご紹介します。
一般的な植物は、水はけのよい土を好みますが、セキショウは水持ちの良い土を好みます。赤玉土5：ケト土5の割合で、水辺をイメージして鉢植えしましょう。地植えの場合は、川砂を混ぜると良いです。
ナメクジにだけ注意です。病害虫の心配はほとんどないにですが、湿気ているので、まれにナメクジが付きます。気つけ次第駆除していきましょう。
肥料も基本的には必要ありません。もしどんどん生育させて株分けしていきたいなどあれば、固形肥料を年に2，3回与えると良いでしょう。
セキショウは、花言葉はないですが、育てやすく通年ではの姿を楽しめる植物です。ネットの通販では、斑入りの品種なども出回っております。盆栽好きや日本庭園風な和のテイストが好きな方にはお勧めです。是非一度、セキショウをプレゼントに選んでみませんか？
GreenSnap編集部
