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冬のガーデニングにおすすめのお花といえば、シクラメンですよね。
シクラメンといえば、ハート形の葉がこんもりとドーム状になっていて、その上にまとまって咲く花はとってもかわいいですが、その姿に仕立てるには「葉組み」という作業が必要です!
今回は、シクラメンをキレイに咲かせるお手入れ「葉組み」のやり方についてご紹介します。
こちらのシクラメン、もちろんキレイに咲いてはいますが、少し花が散らかって咲いているように見えますよね。
シクラメンといえば株元にこんもりと葉が茂って、中央に花がまとまった株姿を楽しみたいもの。
じつはホームセンターで売られているような、きれいな株姿でシクラメンを楽しむにはシクラメン特有のお手入れ方法である「葉組み」が必要なのです。
葉組みとは、文字通りシクラメンの葉を組み替えていく特有のお手入れ方法です。
シクラメンは葉組みをすると、葉がドーム状になり、花が中央に集まって咲く上に、球根の頭頂部に日光が当たるので、花芽が育ちやすくなるんです!
シクラメンに葉組みをする理由は、シクラメンの球根頭頂部に日光を当てるためです。
シクラメンは球根の頭頂部に適度な日光が当たることで、花芽が活性化してよく咲くようになります。
ですが、シクラメン特有のハート型の大きい葉は、そのままにしておくと球根に当たるはずであった日の光を遮ってしまい、うまく花芽が形成できなくなってしまいます。
そのため、葉組みをすることで球根頭頂部に日光をあてると、美しい株姿・花姿になり、花つきもよくなるのです。
葉組みをする時期にとくに決まりはありません。株姿が乱れてきたり、球根の頭頂部が隠れて切ってしまうようであれば、その都度葉組みをして、放射状に葉が広がるように整えてあげましょう。
葉組みの方法は簡単です。上に生えた新しい葉を下に移動させるイメージで作業しましょう。
※一段下の葉と入れ替えていく方法もあります
葉を入れ替えるだけでもいいですが、葉組みリングといって、丸いワイヤーをはめておくと、葉が戻らないのでおすすめです。
ちなみに球根の頭頂部にいきなり日が当たると、痛む可能性があるので、葉組みをした後は日陰に移動させましょう。2〜3日かけて元の日当たりの良い場所に移動させるといいですよ。
葉組みのほかにも、シクラメンは花がら摘みをしてあげると、長期間美しい花姿を維持できます。
シクラメンは茎一本に対して、花をひとつしかつけません。だから花がら摘みは、花がしおれてきたなというタイミングで、茎の根元から早めに摘んでおきましょう!
次の花芽のために体力をつかうので、早めに花がら摘みをすると、長く開花を楽しめますよ。
シクラメンを育てるときは、ぜひ今回ご紹介した葉組みを実践してみてください!キレイな株姿にするだけでなく、風通しもよくなるので、病害虫の予防にもつながりますよ。
キレイなシクラメンで、冬のガーデニングを楽しく過ごしましょう!
GreenSnap編集部