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黄色い星型のような花を咲かせるキリンソウ。高山植物でロックガーデンで楽しまれることが多い植物です。
今回は、キリンソウの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
キリンソウの名前の由来には、中国の伝説上の動物である「麒麟」が関係しているといった説や、花を見下ろすと黄色いわっかの様に見え、「黄輪草」と名付けられたなど、諸説あります。
茎の先端に、5mm程度の鮮やかな黄色い小花をたくさん咲かせます。また、下の方へいくに従って、枝分かれをしていくので全体的な印象としては、円錐形のように見えます。
花は星のような形をしていて、10〜30輪ほどが水平に付いています。花びらは5弁、萼片の数も5枚です。花びらの先は尖っています。雌しべの先も尖っていて、雄しべの数は10本です。
キリンソウには、いくつかの種類があります。
まずエゾキリンソウがあります。北海道、カムチャッカ半島、朝鮮半島北部から中国東北部、千島列島などに分布しています。キリンソウと同じような環境下で育ちます。草丈は10cm前後くらいで葉は小さめです。
また、多くの茎が密集して塊状となります。何よりも雄しべの部分が赤紫色をしているのが特徴となっています。
次に光岳(てかりだけ)キリンソウです。南アルプスの赤石山脈の光岳産であるとおわれている、極小サイズのキリンソウです。小鉢に植えたり、ロックガーデンづくりには最適です。高山植物扱いとなっています。
次に、ホソバノキリンソウです。山地の岩場や草原でよく見られます。主に中部地方、シベリアから極東ロシアやモンゴル、朝鮮半島などで分布しています。葉が細長くて、茎が間隔を置いて出るくるといった特徴を持っています。
キリンソウは高山に自生していることからロックガーデンにおすすめとされています。日本ではいくつかの県で絶滅危惧種に指定されています。
育てたいという場合はお店で売っている苗を買って、ロックガーデンを楽しんでみてください。
GreenSnap編集部