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青紫の美しい花と石鹸のような香りを楽しむことができるセアノサス。ガーデニングで人気が高ですが、温度管理が難しいため育てるには少しコツが必要となってきます。
今回は、セアノサスの花言葉や種類、香りを紹介していきます。
流通名となっているセアノサスですが、英語表記ではCeanothusで、音読みしたものです。このセアノサスですが、セイヨウトゲアザミ(英語表記:cirisium arvense)のギリシャ語の古名Keanothosから来ています。
また、セアノサスは別名、カリフォルニアライラックとも呼ばれていますが、カリフォリニアを中心に分布しており、ライラックという花に似た、小さく青・紫の花が扇状に付けることに由来しています。
ライラック自体はモクセイ科のハシドイ属に属しているため、あくまでも別種です。
セアノサスの花は総状に分岐して無数に集まって咲きます。芳香をもち、石けんのような匂いをするといわれています。セアノサスの花の開花時期は4月から6月中旬です。
品種によって背丈や花の色が異なります。広く出回っているパシフィックブルーと呼ばれる品種は、葉っぱが濃く照りがあり狭く、花の大きさは小さめで青紫が鮮やかです。花つきがよく、落葉する種に比べてやや寒さに弱いことが特徴として挙げられます。
葉っぱが広くなる種類の代表はマリーサイモンと呼ばれており、花の色は桃紫、丈夫で寒さにもある程度強く、花つきがよいのが特徴です。
ヘンリーデスフォッセと呼ばれている種は、広葉で青紫の花をつけます。パシフィックブルーに比べるとやや紫色が濃いのが印象的でしょうか。
エルドラドは淡い青紫色の花をつける広葉の種ですが、こちらはまだら模様の葉っぱで、まだらの入り方がそれぞれ違うため、変化を味わうこともできます。
いずれの種も、花だけではなく葉っぱを楽しむことができること、北アメリカが原産のためあまり暑さには強くないことが共通していえます。暑さに比較的強い、新しい品種も出てきているので、育てる環境や鑑賞の用途にあった品種を選ぶのが重要です。
みなさんもセアノサスを育てて花や香りを堪能しましょう。
GreenSnap編集部