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シダは花が咲くイメージを持たないかと思います。その通りで、花を咲かせません。しかしシダには花言葉があるのですよ。このページでは、シダの花言葉や種類、基本情報などをご紹介します。ぜひご参照ください。
シダの花言葉には次のものがあります。「夢」、「愛嬌」、「愛らしさ」、「魅惑」、「誠実」です。
シダには花が咲きません。しかし、このようにシダには花言葉があるのです。意外ですよね。シダは葉を規則正しくつけるものが多いです。その規則正しさが「誠実」というイメージがついたのでしょう。
ヨーロッパでは、シダは夏至に一晩だけ花を咲かせると信じられていました。そのことから「魅惑」という花言葉がシダにはつけられたのです。しかし、実際は夏至であっても、シダが花を咲かせることはありませんのでご注意ください。
「夢」という花言葉にも、このヨーロッパの不思議な言い伝えが関係されています。夏至の日になると、花を咲かせるシダ。夏至の日には、ヨーロッパではお祭りを開かれていました。祭りではこぞってシダを探したそうです。そのことから「夢」と花言葉がつけられたのでしょう。
シダというと規則正しい葉の様子がイメージできますが、なかには変わったシダもあります。ハート型の葉や、クルクルとねじれた葉のシダなども。種類が多く、個性的な見ためのものがあることから、「愛嬌」や「愛らしさ」という花言葉がつけられたと考えられます。
シダは漢字で書くと「羊歯」と書きます。羊の歯に似ていることからシダとつけられたと言われています。小さな葉がいっぱい並んだ様子は羊の歯のようなのでしょう。また別の説もあり、シダが羊の角のように巻いていることからつけられたとも言われています。
さらには、枝垂(しだ)れているからシダと呼ばれるようになったという説も。
シダは非種子植物です。非種子植物について簡単にご紹介します。普通によく目にする植物は、種を植えると芽を出して花を咲かせます。これは種子植物の特徴です。多くの植物が種子植物です。しかし、シダは種子植物ではなく非種子植物です。
そのため、シダ植物は花を咲かせません。これは種子で繁殖しないからです。無性生殖によってつくられる胞子(ほうし)でのみ繁殖をします。胞子は種子と比べて小さいものがほとんどです。顕微鏡でないと観察できないほど。シダの胞子は胞子嚢という器官で作られます。この特徴はシダだけでなくコケにも言えることです。そのため、コケもシダと同じく花は咲きません。
シダには非常に多くの種類があります。胞子のつきかた、葉のつきかたなど、それぞれ異なります。
シダにはたくさんの種類があり、その数は1万種以上あると言われています。
シダは種類が豊富なこともあり、楽しみ方も色々です。着生植物であれば、苔玉アレンジもおすすめです。縦に成長しない種類のシダでは、ハンギングにする方もいますよ。既に紹介したオオタニワタリなど大きな種類では鉢植えも良いですし、地植えでシダを楽しむ方もたくさんいます。
花は観察することはできませんが、他の植物とは少し違った葉を楽しむことができるシダ。ぜひお庭にお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部