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秋は過ごしやすい気温がおおく、春に並ぶガーデニングシーズンでもあります。秋植え球根は、人気の花が多く、春に姿形さまざまな美しい花をつけてくれます。
今回は、秋植え球根の中でもとくに人気なおすすめ種類と、植えっぱなしでもよい種類を合わせてご紹介します。
一般的には、梅雨による過湿や、夏の高温多湿によって、球根が腐る可能性があるので掘り上げます。中には植えっぱなしでも大丈夫な品種もありますが、それでも3〜4年に一度は掘り上げて、球根の整理をしてあげましょう。
秋植え球根を植える時期は、だいたいの品種で10月上旬から11月上旬の間です。とはいえ、霜や降雪によって植えられなくなる前であれば問題ないでしょう。中には気温が何度以下のときに植え付けるという品種もあるので、留意してください。
チューリップは冬の寒さにあてることで、よく開花するようになります。あまり遅植えにせず、周りの木々が紅葉しだしたら植え付け、冬の前にしっかりと根をはらせておくといいでしょう。ただし霜には弱いので、寒冷地は霜のケアに努めましょう。
アリウムはすくっと長く立ち上がる花茎の先に、小花を密集させてさかせ丸い花姿で咲きます。25℃以上の高温に弱いので、涼しくなった時期に植え付け、夏に差し掛かる前に掘り上げて、乾燥させるようにしましょう。
ユリはその可憐な美しさで古今東西、人気を博す花としても知られています。乾燥には弱いので、球根を入手したらすぐに植え付けします。むしろ湿った土を好むので、夏場も植えっぱなしのままで、また花を楽しむことができます。
スイセンはすっきりとした上品さのある花姿とほのかな芳香が魅力です。冬の寒さや風に弱いので、早めに植えて、冬が来る前にしっかりと根をはらせておくといいでしょう。植えっぱなしでも問題ありませんが、数年に一度は球根の整理のために掘り起こしましょう。
ジャーマンアイリスはフリルのように波打つ花びらがドレスのようで、気品あふれる花です。多彩な色合いの品種が多く、レインボーフラワーとも呼ばれています。丈夫で育てやすく、基本的には植えっぱなしで大丈夫です。
フリージアは花びらをラッパのようにひろげ、可憐な花を咲かせます。耐寒性はあまり高くないので、冬に茎葉を伸ばさないように、遅めに植え付けるようにしましょう。過湿に弱いので、夏に葉が黄色くなったら掘り上げてください。
ムスカリは青や紫色で、ブドウの房のように丸い小花を密集させて咲かせる、爽やかな花です。だいたい草丈は15cm前後のものが多いですが、早い時期に球根を植え付けると、茎葉ばかり伸びてしまうので、できるだけ遅い方がいいです。
アネモネは花芯の色味が暗く、シックで上品な印象をもった花です。酸性の土壌を嫌うので、植え付け前にpH調整をしておきましょう。乾燥球根の場合は、濡らしたバーミキュライトやキッチンペーパーなどの上に置いて、ゆっくりと吸水させてから植え付けます。
ラナンキュラスは、幾重にも花びらを重ね、優雅な花をつけることで人気です。過湿に弱いので、乾燥球根を入手したら、湿ったバーミキュライトやスポンジの上に置いて、ゆっくりと吸水させるようにします。耐寒性も比較的低いので、冬の温度管理のケアが重要です。
オキザリスは多くの品種が、満開時には株を覆うように咲くので、大変見ごたえのある花として人気です。基本的に植えっぱなしでも大丈夫ですが、3〜4年もすると混み合うので、休眠が開けるころに、分球しながら球根の整理をしましょう。
ヒヤシンスはぱっくりとスター型の花びらを広げ、花茎の先に密集させて咲くボリューミーな花です。水耕栽培で育てやすい球根としても知られていますが、冬の低温にあたることで、十分に花をつけます。3〜4年に一度ほど、球根を掘り上げてください。
グラジオラスは花茎に縦に連なって花をつけ、清廉な花姿が美しい花です。霜に弱いので、9〜10月に植える場合は対策をするといいでしょう。11〜12月に植えると、寒さによる傷みは避けられますが、比較的花付きが悪くなります。
秋植え球根は、冬の成長初期段階で、ほとんど伸びていないように見えても、ゆっくりじっくりと成長しています。不安がらずにそのまま育てていけば、暖かくなり始めた春の時期に、花をどんどんと咲かせてくれますよ
ぜひ、秋植え球根で、秋のガーデニングシーズンを楽しんでください。
GreenSnap編集部