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パンジーやビオラは、秋冬そして春先まで長く咲いてくれるお花かつ、その育てやすさから、老若男女に好かれるお花のひとつとしても知られていますね。花色や柄が豊富なので、毎年植えても、飽きることなく育てられますよ。
今回は、パンジー・ビオラのたくさんある品種の中から人気品種をご紹介します!
パンジー・ビオラはスミレ科スミレ属の植物で、秋冬の花壇を彩る定番の1年草です。
開花時期期は10月から5月で、うまく育てれば半年以上も咲く生命力の強さがあることから、街中の花壇にもよく植えられています。
寒さに強い花は少なく、どうしても寂しくなりがちな冬の花壇ですが、そんなときはいろんな種類・品種のパンジー・ビオラを植えてみるのがおすすめです。
なぜかというと、パンジー・ビオラはとっても花色や咲き姿のバリエーションが豊富なので、同じパンジー・ビオラでもカラフルで華やかな花壇や寄せ植えがつくれるからなんです!
パンジー・ビオラは品種開発、品種改良がとても盛んで、500種類以上はあるとされています。
人気の品種はシリーズ名がつけられていて、同じシリーズの色違いの品種なども数多くあるため、実際は数千種類あるともいわれています。
花色や咲き姿はもちろんですが、種類・品種によっては寒さに強い特徴があったり、コンパクトにまとまりやすい特徴をもったパンジー・ビオラもあるので、栽培地域やお手入れ頻度に合わせて選ぶのもおすすめですよ。
それではさっそくパンジー・ビオラの人気品種をご紹介していきます!
ドラキュラはフリルのように花びらを縮れさせ、まんまるの八重咲きでゴージャスに花をつけます。ブロッチ(花の中央の黒い部分)が大きく入るので、シックで落ち着いた印象をかもしだし、最近大人気の品種ですが、生産数が少ないので激レアだそうです。
ローヴドゥアントワネットは最近生まれたばかりの品種で、八重咲きと色褪せたようなカラーが魅力のパンジーです。見事なフリルとそのボリューム感は、まさにマリーアントワネットのドレスのようで、花壇の中でひときわ気品漂う存在となりそうです。
ムーランフリルは基本的にミックスカラーといって、一株から様々なカラーを咲かせる品種なのですが、その中でもネロはブラックカラーが魅力のレア種です。光の当たり具合でさまざまな表情を見せてくれるので、各園芸サイトでも欠品が相次いでいるんだとか。
キティールーレットはチェンジカラーといって、咲き進むに連れ、花色が変化する品種です。上の花びらが藍色に近い色味なのですが、下の花びらはビビッドなレモン色から、寒くなると淡いクリーム色に変化します。
タイガーアイはその名の通り、ブロッチから黒筋が花びらの端までのびて、トラ模様をつくりだして咲くビオラです。レッド、オレンジ、イエローなどカラーがいくつかありますが、どれも美しくもあり、雄々しいもあるような、気高い存在感があります。
コリーナテラコッタはそのテラコッタカラーにブラウンのブロッチがかかる、シックなカラーが人気のビオラです。日に焼けた写真のような花びらのグラデーションも魅力的で、寒い冬にぬくもりのある色味がステキですよね。
紅色ピョンピョンは、上の花びらがくっきりとした紅色で、耳のような丸みのある形をしており、下の花びらがクリーム色で覆輪に紅色がにじむように入ります。端の大きさは1.5cmほどと小輪で、とてもかわいらしいビオラです。
ヌーヴェルヴァーグは30年以上の歴史がある品種で、200種類以上の花色がありますが、そのほとんどがシックな印象を与えます。カラーは違っても、ブロッチ部分が茶色く入るものが多いので、並べて咲かせるとセピアっぽいアンティークな仕上がりになります。
ソルベシリーズもコンパクトな品種です。暑さにも強い品種で長い間花を楽しむことができます。秋から次々に開花させ、花弁の中心に短いラインが入ります。
ブロッチと呼ばれる模様が入るものや、時間の経過とともに色の変化が楽しめるものまであり、個性的な品種を探している方にもおすすめのビオラです。
海外で開発されたブラックオパールは暗い色が特徴のビオラです。完全に真っ黒ではありませんが、暗い紫で極めて黒に近い花弁を持ちます。そのため、シックな雰囲気があり、暗い色の花を求めている方におすすめです。
寄せ植えの挿し色にもよいでしょう。大型品種なのでよく目立ちます。
かわいらしい名前を持つこちらのビオラは下花弁がくるんとカールしているのが特徴です。この見た目がゾウの鼻のように見えることからぞうさんと名前がつけられました。
ぞうさんシリーズのビオラは花粉を作らない種類のため、種子もできません。ビオラをはじめ植物は種子をつけるために体力を使い、花は弱って枯れます。しかし、種子を作らないぞうさんシリーズは枯れずに咲き続けます。
長く花を楽しむことができるのもぞうさんシリーズの魅力と言ってよいでしょう。
ナチュレは花付きのよい品種で、冬の寒さに強く寒い時期の開花性に優れています。花のサイズは4cmで小型です。生育がよいため、こんもりと育ちます。
やや寒い地域のお庭に地植えするのにもナチュレは向いているでしょう。
ももかシリーズは春夏になっても徒長しにくく、コンパクトな株姿を保てる手間のかからない品種です。連鎖開花して見ごたえがあります。
花色の展開も多く、グラデーションが美しいものが多く、比較的ブロッチは小さめのものが多いです。
パンジーやビオラは秋冬花壇の常連だからこそ、毎年違うカラーや咲き方で楽しめるといいですよね。今回ご紹介した品種は、人気で品薄状態であったり、そもそも生産数が少なくてレアなものもあるので、見つけたらぜひゲットして、育ててみてください♫
GreenSnap編集部