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水辺で見かけるスイレンのような植物。葉はスイレンやハスに似ていても、花はまったく色が違って黄色。それはコウホネです。このページでは、コウホネの花言葉や花の特徴などをご紹介しています。
水生植物のコウホネは、見た目が涼し気。ぜひご参照ください。
コウホネの花言葉には、「秘められた愛情」、「崇高」、「その恋は危険」があります。
多くの植物は湿った場所を嫌います。水中で育つ植物も少ないです。しかし、コウホネは水中で育つ植物。そのことから、「崇高」という花言葉がついたのではないでしょうか。花柄を伸ばして、水面から顔をだして咲く花の様子はまさに崇高に見えるかもしれませんね。
また、コウホネの花びらのように見えるのはガク。花弁、雄しべ、雌しべは退化していて、花の内側に収まっているのです。そのことから「秘められた愛情」という花言葉に繋がっているのではないかと思われます。
センコツという別名は、「川骨」と漢字で書き、コウホネを音読みしたものです。
コウホネとは漢字で書くと「川骨」、「河骨」となります。コウホネは水中で育つ水生植物です。そのため「川」、「河」という漢字が当てられたのでしょう。しかし、「骨」がついているのはなぜでしょうか。とても「骨」は植物とは繋がりませんよね。
こちらは水中のコウホネの様子が由来しています。コウホネの根茎(こんけい)は白くて太いです。その様子がまるで骨のように見えたことから、「川骨」、「河骨」という名前がつけられました。ちなみにコウホネの根茎はワサビに似ています。根茎とは、茎が変形したもの。ぱっと見た漢字だと根に見えますが、正確には茎です。
コウホネは5~9月になると花を咲かせます。花の大きさは5センチほど。黄色のお花を咲かせるのですよ。コウホネの花の特徴は、水面から出して花を咲かせること。これは、花柄を長く伸ばしているからです。
水上に顔を出して咲く花の様子はとても美しく、観賞用として楽しまれています。アクアリウムとしても取り入れる方も多くいらっしゃいます。黄色く見える花弁は実はガク。つまり元々は葉だったということ。花期が終わると、ガクは緑色に変わっていきます。葉はスイレンに似ていて、大きめです。
コウホネの種類についてご紹介します。
ヒメコウホネは、コウホネのなかでは小さい種類のもの。葉や花が全体的に小さめです。
根茎がコウホネのなかでは小さめの種類です。
コウホネはガクが黄色く、黄色い花びらのように見えるのが特徴です。しかし、ベニコウホウネは、ガクが赤いため、赤い花に見えます。
葉が水面に浮かぶ特徴のあるコウホネ。スイレンらしい特徴があります。
コウホネは水生植物です。浅い池や、沼に自生しています。見たはハスやスイレンのようですが、花の色が黄色いのですぐに見つけられるはず。水辺で観察を楽しんでみませんか。また、かめなどに入れて育てることも可能です。
コウホネは生け花の花材としても利用されることがあります。水盤にいけると映えますよ。しかし、コウホネは年々数を減らしているため、国内の一部の地域では絶滅危惧種とされています。水辺で見つけたらラッキーですので、ぜひ探してみてくださいね。
GreenSnap編集部