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ヒトリシズカを漢字で書くと「一人静」。少し寂しそうな名前をしていますが、どんな花言葉があるのでしょうか。このページでは、ヒトリシズカの花言葉と、花の名の由来をご紹介しています。
ヒトリシズカの花期などの基本的な情報や花の特徴をまとめていますので、ぜひご参照ください。
ヒトリシズカの花言葉は主に次の2つ。「愛にこたえて」と「隠された美」です。これは源義経の妾であった静御前に由来します。静御前は、源義経に愛されたにも関わらず正妻にはなれなかった女性。
非常に美しい女性であり、舞も素晴らしかったとされています。彼女は義経の子どもを身ごもっていましたが、殺されてしまったという悲しい過去も。そんなことから、「愛にこたえて」。「隠された美」という花言葉が付けられたのでしょう。
吉野静は吉野の地で踊った静御前の姿のように美しい花の姿から。マユハキグサは花の様子が化粧ブラシのようだからこの名が付きました。葉はギザギザしているのが特徴です。
ヒトリシズカとは変わった名前ですが、この名の由来についてご紹介しましょう。ヒトリシズカは、漢字では「一人静」と書きます。この名前、少し寂しそうに感じませんか。ヒトリシズカという名前の由来は、平安時代にまでさかのぼります。
源義経については皆さんご存じかと思います。このヒトリシズカという名は、この源義経がかかわっています。源義経が愛した妾(めかけ)で有名な静御前。彼女は吉野という地で舞を踊ったとされています。ヒトリシズカの美しいその様子が、たった一人で舞った静御前のよう。
そんなことからこの名前が付けられたのです。舞う姿が花の名になるだなんて、素敵ですよね。
ヒトリシズカの花は、他の植物と比べて、少し個性的な姿をしています。それはまるでブラシのようです。見た目はブラシノキに似ています。花期は4~5月。白い花が咲きます。ブラシの毛のように見えるものの正体は雄しべ。
ヒトリシズカのなかには、「キビヒトリシズカ」という種類のものがあります。こちらは、おしべが1センチと長いのが特徴です。キビヒトリシズカは、森林に自生しています。
また、ヒトリシズカに似た名前の植物で、フタリシズカ(二人静)があります。ヒトリシズカとは別種ですが、同じセンリョウ科チャラン属に属します。ヒトリシズカが1本の花穂をつけるのに対して、フタリシズカは2本以上となります。
ヒトリシズカは冬の寒さに強く、育てやすい植物と言えます。また、日陰でもしっかりと咲くため、日差しの向きや位置を気にせず育てられますよ。初心者の方にも育てやすく人気な植物です。
ヒトリシズカは多年草。多年草とは一度植えれば、複数年にわたって楽しむことができる植物のこと。ヒトリシズカをお庭に植えてしまえば、長く楽しめて良いですよ。花期も長いため、お花を長期間観察できます。
葉は濃い緑色。花と同じくらい美しい姿をしていますよ。鉢植えだけでなく、地植えでも育てられますよ。背丈は10~30センチ。大きくないので、お庭に植えても周囲の植物の邪魔にもなりません。ぜひお庭にお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部