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梅雨の季節の代表的な花といえばアジサイ。中でもヤマアジサイは一般的なアジサイよりも小ぶりで可愛らしい特徴を持っています。
今回は、ヤマアジサイの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
これはアジサイの花が、土中のph濃度によって同じ個体なのに花の色を変えることから、その意味がついたとされます。
しかし、ヤマアジサイには「乙女の愛」や「切実な愛」という、一途な花言葉があります。どちらの顔も持っているので、プレゼントで贈る場合はちゃんとどの花言葉を込めて贈ったか明確にしておかないと、後々面倒なことになりそうですね。
「 言問はぬ木すら紫陽花、諸弟らが練りのむらとにあざむかえけり」という、大伴家持が贈った詩が万葉集にあるように、すでに奈良時代にアジサイの花は用いられ、故人に詠まれていました。
アジサイは「紫陽花」と書きますが、これは中国の別の花と混同されたようで、紫陽花はもともと日本固有の植物になります。
したがって、「集真藍(あずさい)」という紫が集まったものという意味の読み方が訛って、アジサイになった説がもっとも有力です。
そして、山や木陰にある林によく自生していた種なので、頭に「ヤマ」がつき「ヤマアジサイ」と呼ばれるようになりました。
男性が好んでヤマアジサイを育てる傾向があるそうで、飾らない控えめな花姿に惹かれるのかもしれませんね。
変種である「アマチャ(甘茶)」は4月8日の釈迦の誕生日を祝う花祭り、灌仏会(かんぶつえ)に、甘露として用いられます。
みなさんも梅雨の気持ちが沈んでしまうようなときはヤマアジサイを植えて楽しんでみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部