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ガーデニングを彩る花の一つシレネ。種類がたくさんあり、それにより色や大きさも様々です。寒さに強く育てやすい点も魅力の一つです。
今回は、シレネの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
これはシレネの一種である「ムシトリナデシコ」の特徴から来ているものです。ムシトリナデシコは、茎の上部から粘着質な液体を出します。これが「虫を取るためだ」と思われたことから、ムシトリナデシコという呼び方になりました。
その粘液を出す特徴から、「粘着質」や「罠」「誘惑」などのトラップを連想させる花言葉になったとされています。
シレネの「しつこさ」という花言葉にもあるように、シレネの花は粘着性のある液体を出す品種が多いです。
その点をほかのものに例えた説は古くからあり、太古の昔、酒の神バッカスの養父・シレネが酔い潰れて口から泡を吹いていたことから、ギリシャ語で唾を意味する「シアロン」と養父の名前をかけ合わせて、「シレネ」と呼ばれるようになりました。
一つ一つは小さな花ですが、その花たちが集まって咲くと、大輪の花のように見えます。
ペンデュラ種のシレネは品種改良が様々で、決まった形はありません。代表的な品種改良種は、「ユニフローラ」です。がくがぷっくりと膨らみ、花弁が垂れ下がるように育つのが特徴です。花の色はおもにピンクと白で、ときには八重咲きで咲く品種もあります。
大抵の種はヨーロッパや北半球に咲いていますが、南アフリカや南アメリカなどでも自生していることが確認されています。
シレネは大きく2つに分けて、アルメリア種とペンデュラ種の2つに分類することができます。
アルメリアは種は、花弁の下側が細長い管のようになっていて、先端は5つに分かれています。直径1センチほどの濃い赤色や桃色、白い花を咲かせます。小さな花弁がたくさん集まって咲いているので、まとまった大きな花のように見えるのが特徴です。
ペンデュラ種はアルメリア種よりも品種改良が盛んに行われています。一重に咲いたり半八重咲きなど、咲き方は様々です。花の直径は2センチくらいで、白色やピンク色の花を咲かせます。
がくが袋のように膨らみ、次第に大きくなるところから「フクロナデシコ」や、花の形が桜に似ているため、「サクラマンテマ」「サクラギソウ」などとも呼ばれています。
GreenSnap編集部