warning
error
success
information
コニファーは洋風和風のどちらの庭にもすんなり馴染むことからも、長く人気を集める庭木の一つですね。コニファーには全部で500種類以上あるとも言われており、科目も違えばその特性もさまざまです。
今回は多岐にわたるコニファーの種類の中から、目隠し向きの常緑樹、育ていやすい低木品種など、人気の20品種を厳選してご紹介いたします。
コニファーとは針葉樹の総称ですが、とりわけ園芸においてはヨーロッパに自生する(輸入した)針葉樹のことを指しています。日本に自生する松の木などの針葉樹はコニファーとは呼ばないので区別しておきましょう。
コニファーは種類によって、樹高がまったく違ったり、落葉性・常緑性も異なります。目隠し用に高木常緑性の品種を植えたり、グランドカバー用にほふく低木品種を植えたり、用途によっていろんな種類を選べるので庭づくりにはうってつけの植物です。
さらにコニファー全体の花言葉も「不変」などの意味があるので、家族の変わらぬ健康と幸せを願ってシンボルツリーとして植えてみるのもおすすめですよ。
その種類は500以上、品種は数万あると言われ、主に下記の科目の樹木が挙げられます。
コニファー・ゴールドクレストはヒノキ科イトスギ属のコニファーです。生育旺盛でまめな剪定や手入れが必要ですが、成長すると20mまでにもなる高木で、円錐型の樹形が特徴です。
鮮やかな黄色味がかったゴールドの枝葉が人気で、コニファーの中でももっともポピュラーな品種です。病気が出やすい性質もあるので、植え込み時には山砂を使用して水はけをよくして植え付けましょう。
コニファー・ブルーアイスはマツ科ヒマラヤシダ属のコニファーです。白みがかったシルバーブルーの葉色が特徴で、爽やかな香りをもち、虫がつきにくくて丈夫です。
新梢が生える5〜6月が一番シルバーブルーが鮮やかに輝き、次第に緑色へと落ち着いていきます。
コニファー・ブルーバードはヒノキ科ヒノキ属のコニファーで、葉が広円錐型のコニファーです。もさっとした葉の質感がぬいぐるみの毛のようにも見え、葉の密度が高いのが特徴です。
萌芽力が強く、刈り込みにも耐えるのでトピアリーにも向いています。
コニファー・ヨーロッパゴールドはヒノキ科ネズコ属のコニファーで、柑橘系のような爽やかな香りが特徴です。樹高は5mほどで円錐形に自然と整ってゆっくりと成長するので、管理の手間が少ないです。
コニファー・ブルーヘブンはヒノキ科ビャクシン属のコニファーです。春の訪れとともに葉がきれいな青銀色を帯びるため、庭木のシンボルツリーとして人気を博しています。
コニファー・ブルーエンジェルはヒノキ科ビャクシン属のコニファーで、狭円錐形に広がる葉も相まり、細身でスラっとした印象を受けます。灰白色の葉が赤紫色を帯びてくると、寒さ厳しい冬が近づいている証です。
コニファー・グリーンコーンはヒノキ科クロベ属のコニファーで、細長い狭円錐形をとる品種です。春~秋には深緑色である葉も、冬にはベージュがかった色に変化します。
耐寒性・耐暑性はもちろん耐陰性も兼ね備えているため、生垣としても活躍できる幅の広さも魅力です。
コニファー・ブルーアローはヒノキ科ビャクシン属のコニファーです。極狭円錐形の株から生える尖った葉は青みがかった緑色をしており、冬にはベージュがかった色へと変わります。
鉢の直径よりも細長く育つことが多いため、小スペースでの栽培も可能です。
コニファー・レイランディは美しい円錐形の樹形が特徴的な品種です。常緑樹なので、1年を通じて葉は緑色を保っています。
コニファー・エメラルドグリーンはヒノキ科クロべ属のコニファーです。春から夏にかけては、瑞々しい青みがかったグリーンで、冬になるとベージュがかった色味になります。
耐寒性耐暑性に優れていて、とても丈夫なので、生垣などにも使えます。
コニファー・エレガンティシマはヒノキ科クロべ属のコニファーです。新芽の5〜6月は鮮やかな黄緑色で、冬になると赤茶色に紅葉していきます。コニファーの中でも一、二を争う育てやすさで、刈り込みにも強いので、樹形と保ちつつ生垣や目隠し用として育てることができます。
コニファー・ムーングローは円錐形の美しい樹形とシルバーブルーの葉色が特徴です。耐寒性もあり、屋外での冬越しも可能です。
コニファー・ゴールドライダーは非常に丈夫な性質をもつ品種です。冬季の風や雪にも強く1年を通じて美しいグリーンを楽しめます。
コニファー・シルバースターはヒノキ科ヒノキ属のコニファーで、樹高1.2〜1.8mほどに育つ低木品種です。剪定せずとも美しいロケット型の樹形になります。冬の寄せ植えにも人気で、クリスマスツリーとしてもよく使われます。
コニファー・ラインゴールドはヒノキ科クロべ属のコニファーで、樹高1mほど半円球の樹形に育つ低木品種です。春から秋はゴールドで、冬は葉先がオレンジがかるように若干紅葉します。
年間10cmほどしか伸びないので、剪定も2年に1回程度ですむ手軽なコニファーです。
コニファー・ウィルマはヒノキ科イトスギ属のコニファーで、コニファー・ゴールドクレストの小型品種として知られている品種です。細長く狭円錐形に広がる葉は明るいライムグリーンをしており、全体的に優しい雰囲気を醸し出します。
コニファー・レッドスターはヒノキ科クプレッスス属のコニファーです。春~秋には青緑色をしている葉は、冬の到来とともに赤紫色へと変色します。
耐陰性も高く、湿潤な環境にも強さを発揮するため、日本の気候にあった育てやすい品種です。
コニファー・フィリフェラオーレアはヒノキ科ヒノキ属で、樹高5〜6mにもなりますが、低めに切りそろえてグランドカバーとしてよく使われています。黄色の細長く垂れた葉が、どんどん成長して地面を覆っていきます。
コニファー・ゴールデンモップは、ヒノキ科ヒノキ属でフィリフェラオーレアの近縁種ともいわれています。幹が立ちにくく、枝垂れるように成長していくのでグランドカバー に向いています。
樹高は1mほどには育ちますが、切りつめて低めに育てていくといいでしょう。
コニファー・ブルーカーペットはヒノキ科ビャクシン属で、樹高は50cmほどにしかならない、ほふく性のコニファーです。くすんだ青色のようなシックな色合いの葉が密に茂り、成長力も比較的強いので、グランドカバーにぴったりのです。
今回ご紹介したコニファーはどれも人気の品種です。カラーに重きをおいて選んだり、寄せ植えなのか生垣なのか、用途によって選ぶのもいいでしょう。こちらの記事を参考に、数万ある品種の中から、自分にベストなコニファーを探してみてください。
GreenSnap編集部