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春に見られるピンクや白など華やかな花を咲かせるシャクナゲ(石楠花)は、元々は高山植物でした。品種改良が進み現在では街中やしゃくなげ祭りも開催されるほど身近な存在になってきました。
今回は、シャクナゲの花言葉や種類を紹介していきます。
シャクナゲの花言葉は「威厳」「荘厳」です。
もともとシャクナゲは高山植物で、険しい環境の中でも美しく咲くことからこのような花言葉がつけられました。
シャクナゲは花木の王様とも呼ばれるほど美しい花姿が魅力なので、ガーデニングや庭木としての人気が高い植物です。
シャクナゲには先述の花言葉の他にも、「警戒」「危険」という、少し怖い花言葉をもっています。
これはシャクナゲはもつ毒性に由来しています。じつはシャクナゲの葉には「ロードトキシン」という、摂取すると嘔吐や痙攣などの症状を引き起こす毒が含まれています。
そのため、小さいお子様やペットがいる家庭では、シャクナゲを庭木として植えるのは避けた方がいいでしょう。
シャクナゲは5月〜6月が見頃で、早咲きのものだと3月から咲いています。中国からヨーロッパに渡り、そこで品種改良が行われ生み出された「セイヨウシャクナゲ」が日本に輸入され、現在では様々な品種が生み出されています。
見頃の時期になると、シャクナゲの名所である浅間高原の「しゃくなげ園」では約15万本ものシャクナゲを楽しむことができますよ。
高嶺の花はシャクナゲを指しているといわれ、高山の奥地に咲いていて手の届かない存在を表しています。
また、その名前の由来は、シャクナゲの草丈が短いことから「尺なし」が変化し「尺なげ」になったともいわれているそうです。
シャクナゲはとても多くの品種があり、野生種では300種類、園芸品種では約5000種類が存在しています。いくつか代表種を紹介していきます。
5cmほどの花をつけ、花は小さいですが葉は大きく、赤紫や白色をしているのが特徴です。
鹿児島県の屋久島の高地にだけ自生する品種で、ピンクや白の花を咲かせます。
東日本ではよく見られる品種で、鮮やかな赤や白の花を咲かせます。
高山植物であったシャクナゲですが、品種改良が盛んに行われたおかげで、春は街中でいろいろな品種のシャクナゲを見られるようになりました。見頃の時期の5月〜6月にはしゃくなげ祭りも開催されているくらい春に愛される花の一つです。
ただし、シャクナゲの花言葉にはあまりポジティブな印象がないので、贈り物にはあまりおすすめしません。春の時期になったら、山登りをしながらシャクナゲを鑑賞するなどして楽しむと良いでしょう。
GreenSnap編集部